アリの社会にみるチームワークの真実
2:6:2の法則を鵜呑みにしない
私たちの社会コミュニティ・組織は、よくアリさんたちの巣に例えられます。2:6:2の法則 というやつです。
2割が 頑張りアリさん。6割が ほどほどのアリさん。もう2割が 怠け者のアリさん。
だからどこの組織でも、頑張るやつ、怠けるやつ、日和見のやつ、が決まってるんだ、みたいなね。
でもそれは、アリさんたちの巣を一瞬をシャッターで切り取ってみた静的なアリさんたちの振る舞いに過ぎません。
ここでアリさんたちの動的な振る舞いを「アリさんチームワーク」とでも呼びましょうか。
アリさんチームワークは、誰かのリーダーやカリスマの指示などなく、それぞれのアリさん個人判断でフレキシブルに変化します。
アリさんたちの動的なチームワークにより、厳しい環境変化にもフレキシブルで目まぐるしく対応しながらレジリエンスの高い社会を保っています。
リーダーがいなくとも誰かの指示や評価がなくとも。
それぞれのアリさんの個人判断で、それぞれがコミュニケーションの受け渡し行い、都度・適時変化が行われていることがすごいです。
静的ではなく動的に「今」を捉えてみる
いま・ここ・わたしたち を感じて観る。
そうすると自ずと
いま・ここ・わたし に力が湧いてくる気がします。
リーダーもいらん。カリスマもいらん。
わたし や あなた が 感じて描いて動けばよし。
自由とは本来、そういう自分たちに内包されているものですし。
問題意識を持って動いてさえいれば
わたしたちは、問題を解決するチームワークの一部になれます。
逆に
問題意識を持たずに動いているのなら
わたしたちは、問題そのもの一部になってしまいます。
2:6:2が誰かなんて関係ないのです。
ちなみに最近の研究では、アリさんたちは、傷ついた仲間がいると自ら分泌する抗菌物質で治療してあげているそうです。これで 90%の命が救われるのだそうです。まさにリーダーフルな社会です。
それぞれの人が、それぞれの感受性で、それぞれの力で動いていく。
アリさんチームワークを手本にしながら。