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「がっこう」そのものがずっと燃えているというのに


学校に行けないとき、しんどいときに役立つWEB集


こどもに 大人や周囲の人ができること。
たいせつなことなんで、備忘録も兼ねて。

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がっこうがもえている


先生も誰もいない

学校が燃えている。

火の粉が舞い上がり

鉄棒がぐにゃりとまがる。

ピアノが爆発し体育館の床がはねあがる。

・・・・

谷川俊太郎さんの「がっこう」という詩の一節です。


「がっこうがもえている」で始まり
「くやしいか がっこうよ くやしいか」で終わるこの詩。

淡々と、そして、すさまじい。


詩の中で燃えている理由は分からない。
ただ、学校の生徒たちは「みんな夢を見ている」のです。

ロックです。

全て壊れていくすさまじさ、にもかかわらず生命が湧き立つような子どもたちの顔が浮かんでくるから不思議です。


こどもが生命力を放てる場所をあらゆるところに


この詩で言う「がっこう」を広義にとらえたら

「誰かが作ったのだけれど、それが誰のためかわからなくなってしまった仕組み」と言い換えることができるかもしれない。

「がっこう」の中にいることに疑いを持たなくなったら「がっこう」の中でどう振る舞うかばかりが優先される。

それでは生命力はしぼんでいくばかりです。


「がっこう」の中だけのルールが増え
「がっこう」の中だけのおもてなしが増え
いずれ「がっこう」の外のことは見えなくなるのだろう。 

「がっこう」そのものがずっと燃えているというのに。

こどもが生命力を放てるように寄り添うこと、を中心に据えてあらゆる仕組みを変えていきたいな。


「異彩を、放て。」HERALBONY Art Prize 2024 の作品たちを浴びるように見て、↑こんな気持ちがインスパイアされて浮かんできたのでした。


グランプリ作品「ヒョウカ」




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