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【壮絶離婚劇 12】
相手の住所の「管轄警察署」と「派出所」を調べる
こんな事をするのも初めてだ
何時頃に着きますと言って、管理会社にも連絡を入れる
「先ほど、こちらの地域の担当者を見に行かせました。とりあえず、異臭がするとか、ハエが飛んでいる様子ではなかったし、郵便受けも綺麗でした」と言われた
娘に見せられない事にはなっていないようだったが…
相手の住所に着くと、管理会社の人と、すぐに警察官が来てくれた
「安否確認」が始まる
中に入るのは「警察官」だ
インターフォンは鳴るので電気は止まっていないようですねと…
警察官は、しばらくすると出て来た
居ない…
荒らされた形跡もない
「帰って来る事もあるようですね」
私には権利がないので、娘が管理会社の賃貸契約更新書類を見せてもらい、緊急連絡先や今の携帯番号を控えた
なにやら書類を書いて、娘がサインして、警察官は帰って行った
管理会社の方には「住民票などで追ってもらって…ですね。
それと、ここのところずっと家賃滞納されているようです。
そちらにどうこうはないので安心してください。回収の専門部門によって退去になると思います」
「申し訳ありません。緊急連絡先に、さっさと連絡しちゃってください」
娘に見せてもらった番号にかけてみたがやはり出ない
緊急連絡先は、義母の携帯番号だった
私が知っている番号だ
かけてみると、義母は出た
「帰って来てない。連絡も取れない。こんな歳では行く事も出来ない」
「安否確認しました。これから捜索願を出します。もし帰って来たら連絡してください」お願いをした
涙が出てたまらなかった…
「捜索願」を出すことになる
また、娘じゃないとだめなのだ
徹夜明けの娘を連れていかなければならない
捜索願は最寄りの警察でいいはずなのに…
「安否確認をした警察ですね」⁈
先日の警察署からこちらの最寄りの警察署に、直接連絡してくれた
「すいませんね〜」
舐められてんのかと…
写真が必要だと言われ、20年前の娘の幼稚園行事の時の写真を持って行った…
色々な特徴を聞かれた
歩き方のくせだとか、どんな声かとか…
事件性がない、老人や子供ではない、成人男性なので、もし見つかっても「捜索願が出ていますよ、連絡してあげてくださいね」と言うだけなんだそうだ
月に一回、娘に連絡が来るそうだ
「家の鍵は持ったままなんです。私達がいない時に入ろうと思えば入れます」と言うと「鍵は変えた方が良い」と言われた
先日の管理会社には、お礼と共に「退去になる場合、重要書類や鍵など、返却して欲しいものがありますので連絡いただけますか?」と言っておいたが、連絡が来ることはなかった
鍵を変えた
オートロックの外の鍵は変えられないので自室の鍵だけを変え、2個持ちになる
弁護士事務所から連絡が来た
「今後のお話があります」
もう、この先生方にしていただくことは無いなと思っていた
「ここまでしていただきましたが、これから先は…」
書類を返された
用意していたように…していたのだろう
「離婚はできましたので、そこは成功となります。財産分与の方は回収出来なかったのでその分はいただけませんので…」
(当たり前だろ)との本心は出さずにお礼を言って、離婚の分の成功報酬と事務費用の請求書を持ち帰った
そうは言っても、判決の出ている事件の代理人なので、何かどうしても聞かなければならないことはあるかもしれない
捜索願を出す時も「最後に会った人は誰か?いつか?」と聞かれたので、代理人の弁護士がいついつに会ってますと言った
行方不明の「開始日」はその時からだそうだ
弁護士先生は「えっ?」と言っていた