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【壮絶離婚劇 14】

私の職場は「忌引休」がない
妹の時に初めて知り、有休が惜しいわけではないけど、なんだかなぁと思った
「契約社員」だからではなくて「正社員」でも無いという
「1日も無いの⁈」母は驚いていた
長く公務員だった母は"アントワネット"だ
「ボーナスのある会社に変わればいいじゃない」「正社員になれる所に転職したらいいじゃない」
説得と説明が大変…

冠婚葬祭の中でも「葬」に関して、若い子ならともかく、いい歳をした大人がきちんと出来ないのはとてもみっともないことだと思う
物知らずや発達障害だからといって、許されない暴言はある…
妹の時は酷かったし、職場の仲間が亡くなった時も酷かった
きっと一生、忘れないし、許さない

今回、父の葬儀はコロナ禍も明けつつあり、一般葬の一日葬にした
遠方の親類も来てくれたし、職場の上司も来てくださった
今の拠点は、比較的まともなのだ

あんなに帰りたがっていた家に、やっと父は帰ってこれた…小さな箱に入って…
四十九日法要をして納骨をし、香典返しの手配など、目まぐるしい
悲しんでいる暇がない

妹の場合は、車と預金と生命保険くらいで、相続人も姪だけだったので自分達でなんとか出来たが、父の財産相続は、土地や不動産もあり、複雑だった
司法書士さんを頼むことにした

私が「代位弁済」によって完済したマンションの「抵当権抹消登記」手続きをする書類を用意し、父の手続きの最後に"ちょっとだけ"質問した
また「本人でないと〜」と言われるかもとも思ったが「おそらく抵当権抹消なら大丈夫だと思います」と教えてくださった
「法務局」に提出し、「登記完了証」の受取の時に、法務局の相談予約をしておいた

1ヶ月後だった….
「抵当権抹消の登記完了証」は無事に発行された
実印も権利証も印鑑登録カードも置いたままだが、住民票住所変更をしてしまったので印鑑登録カードは無効で、「印鑑証明」は取ることができない
「固定資産評価証明」はなんとか入手してあった
法務局に所有者の「住所の変更登記手続」はしていない
この状態では名義変更はできないと言われてしまった
法務局の司法書士さん?は「判決を取るしかないでしょうね」と冷たかった

マンションの火災保険は最初に入っているもので、35年間有効だ
地震保険は5年毎に更新していてどちらも保険の名義人は相手のままだ
(地震保険料は相手の名前で振り込んでいる)
火災保険の証書を見直した時、連絡先電話番号がずっと前の、相手の勤務先番号になっていた
なんで⁈普通自宅か携帯にするものだろ?訳がわからなかった
ずっと気づかずにいた私もどうなのかと思うが(汗)
(35年有効の保険証書の見直しなんて、こんな事があった場合にしかしないでしょ?)
電話で問い合わせてみると、例によって「ご本人様からでないと〜」だ
もう、うんざりだ
もう絶対繋がらない番号になったままで良いのか?と聞いても出来ないの一点張り
名義変更ができたら、変更できるかもしれませんと言う
じゃあ、この電話があったことを記録しておいてください
私の携帯番号も記録しておいてくださいと頼んだ
本当に何かあった時、繋がらないじゃないか、この番号に変更するのがそんなに大変なの?

私がやってる事は、法律違反でもしているのか?犯罪なのか?と思うくらい、どこもかしこも「出来ない」と言うばかりだった…



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