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また一緒に踊りたい、それだけ。

嫁さんの実家である新潟の夏に「にいがた総おどり」という、めちゃくそ楽しかった祭りがあります。

こちら自分で撮った映像です。ちなみに僕は演者ではありません。


「参加性」なんて言葉が乱発している今のイベント業界。

「にいがた総おどり」は3周くらい回って最先端なんじゃないかなと思うのが、ダンスフェスティバルなのにダンサーじゃなくても踊っていいということ。


「あぁーなるほど、演者と同じ気持ちで観客も盛り上がれるってやつね。」と普通は思うじゃないですか。少なくとも僕も思いました。


でも違うんです。

ほんとに人が踊っているところに飛び込んで、一緒にワイワイしてもいいという文化らしいのです。



飛び込み参加可能なダンスフェス

祭りの2日目、3日目のフィナーレとなる「総おどり」

なんとこのプログラムは一般参加者が踊りの輪の中に自由に入っていい、というのが伝統のようで。

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フィナーレと言えば、イベントのトリ。

京都大作戦で言う10-FEET。

紅白歌合戦で言う小林幸子。

そんなイベントを締めくくる一番大事な場面で、ド素人でもウエルカム。


あまり地方のお祭りとかに参加したことがないので他は知らないが、少なくとも僕の知っているイベントではない経験でした。

わりとヨボヨボのおじいちゃんが、途中から「らっつっせぇらぁああああ!!らっつっせぇらぁああああ!!」って叫びだす。

そんな「血が騒ぐ」のお手本みたいな人もいたりして。


初参加の時は「この人たちは何を言ってるんだろぅ(´・ω・`)」と本気で思ってたけど、むこうも本気で「踊らにゃ損々!」って言ってくる。


他にも、3日目は各チームの演目にも飛び込み参加OKだったりする。

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さすがにこっちはある程度は振付を知ってないと難しそうだったが、それでも隣でカメラ構えてたオジサンが、急に走り出して数秒後に華麗に舞ってたりする世界観はまじで世にも奇妙な物語。


わりと毎年やってるイベントでも「1回参加すればいいや」と思うことが多い。正直。

けど、このイベントには(妻の実家があるということを差し引いても)また参加したくなる不思議な魅力があります。



2020年は開催中止決定

そんな新潟のシンボル的な祭りも、コロナで例外なく中止となりました。


さらに問題なのが、この祭りが民間事業であること。

つまり、祭りに関する諸々の収益事業やスポンサー費が入ってこないことで、事務局の継続が困難になり、ダイレクトで来年の開催が危機的状況になってしまったのです。


そんな祭りを継続させるためのクラウドファンディングが始まりました。

何か手元にプロダクトが届く系ではなく、かなり支援の色が強いプロジェクトなので、全く初見の方はなかなか難しいかもしれません。


なので、今ほんの少し余裕のある方。

そして、一度でも参加したことがある方。

あとは今後ちょっとでも参加したいなと思った方へ。


「ご協力お願いします」ではなく

「2021年の総おどりで一緒に踊りましょう」



また一緒に踊りたい

別に僕はこの祭りの主催者でもなければ、OBでもない。

コロナの影響で困ってるイベントなんて山ほどあるし、なんでこの祭り?と思われるかもしれない。



でももう2回も一緒に踊った。

数名だけど友達もできた。

あの空間でまた一緒に踊りたい。

それだけで、もう当事者だと勝手に思ってます。


またバスセンターのカレーも食べたいし。

小嶋屋のへぎそばも食べたい。

狂ったように頭振り回して踊ってるレルヒさん(新潟のご当地キャラ)にもまた会いたい。

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未曽有の事態の収束と、祭りの灯が再びともることを祈って。

心踊れば皆同じ~♪


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