Vol.85 与えられた試練
先日チームからのリリースにあったように
右足関節外側靱帯部分損傷という怪我をしました。
オーシャンカップ1週間前で起きた怪我。
この大事な時期での怪我は精神的にも
少しダメージがくるものでした。
ですが、意外と前向きに捉えられています。
昔だったらこの世の終わりのような気分になっていたと思いますが
メンタル的な部分で自分自身の成長も少し感じました。
これまで試合に帯同しなかったことがなく
今回初めて外からチームの試合を見る形となりましたが
外から見ることでわかることもあったり
いつもとは違う視点で試合を見ることができ
今までになかった気づきなどもありました。
この期間に感じたことはチームに還元しなくてはと思うばかりです。
今はとにかく自分自身にベクトルを向けて
今できることに集中していきたいと思います。
チームのことは頼れる仲間たちがいるので安心です。
今回の自分のように大事な時期に
怪我などの試練に直面する人も少なくないと思います。
なんで自分がこんな目に遭うのか。
大事な時期にどうしてこんなことに。
そうネガティブな感情が出てくるのは仕方ないことです。
ですがいつまでもネガティブのままでいても状況は変わりません。
今だからこそできることに目を向けられるようになれば
ピンチがチャンスに変わる瞬間が来ると自分は信じています。
小学校の卒業文集で自分の同級生の女の子がこんなことを書いていました。
その同級生の子は早くにお母さんを亡くし
悲しみにくれていたころに僧侶にこんなことを言われたと書いていました。
『神様はその人が乗り越えられる試練しか与えない
今は悲しいけれどあなたなら乗り越えられる』
この話を小学6年の自分が聞いてもあまり理解できませんでしたが
今なら理解できる気がします。
この期間を前向きに過ごせば自分は必ず成長できると自分はそう信じています。
怪我の期間はできることも限られストレスを感じることもありますが
できることに目を向けてレベルアップした姿で
皆さんの前でプレーできればと思います。
さいごに
先日のオーシャンカップは2回戦敗退となりました。
チームのみんなが必死で戦う姿を見て
何も感じないわけがありません。
早く復帰してプレーしたい気持ちが溢れますが
焦らずにいきたいと思います。
リーグ戦に向け切り替えていきます。
全治は6週間となっていますが1日でも早く復帰できるよう
日々精進していきます。
どんな時も前向きにポジティブに。
ヴォスクオーレ仙台#9 平澤 凌