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アメリカ大学陸上記④トラックシーズン開幕
こんにちは。樋口諒です。
アメリカ、カンザス大学の陸上部に所属し、中長距離をしています。
12/2 カンザス大学でインドアトラックの試合があり、人生初めてインドアトラックの出場しました。
インドアトラック全般、そして試合の振り返りを書いていきます。
インドアトラック
アメリカやヨーロッパではこれからインドアトラックのシーズンに突入します。
12/2のシーズンインは少し早めですが、12月~3月上旬がインドアトラックシーズンとなっています。
ボストンでのインドアレース
12/2 同日にボストンで行われた試合では、男子5000mでハーバード大のGraham Blanks選手が13:03.78、女子はフロリダ大学のParker Vably選手が14:56.11を記録しました。これらの記録はどちらもNCAA(全米学生体育協会)新記録で、盛り上がりを見せています。
トラックについて
インドアトラックは通常200mトラックで、カーブにはバンクといって曲がりやすいように傾斜がついています。他には300mのトラックがあったり、200mでもバンクがついてないフラットなトラックがあったりします。
カンザス大のトラックは200mのフラットなトラックです。正直コーナリングはかなり大変です。そういったトラックでは好記録が出にくいため、バンクがあるトラックでのタイムとの変換の仕組みがあったりします。
例)3000m 8’30”@200mフラット=8’24”@200mバンクトラック
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First Meet (Bob Timmons Challenge)
3000mとDistance Medley Relayに出場しました。Distance Medley Relayとは長距離のリレーで、1200m-400m-800m-1600mの順番でバトンを繋ぎます。僕は3走800mを走りました。
3000m 8:41.16 🥇
正直1000mなどの中距離に出たかったのですが、まだスピードへの移行ができていないということで3000mに出場しました。
タイムは8:30を目標にしていたので、すごく悔しい結果となりました。
レース展開は、300mからゴールまで単独でのレース。一緒に競う人がもしいたら8:30,8:35あたりは出ていたと思います。
「集団で競り合っている時は勝負に意識がいくが、単独で走っている時は自分の状態に意識がいくからバテるんじゃないかとかそういうことを考えやすい」ということを後からコーチに教わりました。
そして「集団で走れればもっとタイムは出たよね」とも言ってもらいました。
しかし、中距離をやるにしても持久力は最も大切な要素になってくるので、まだまだタイムは伸ばしていきたい。8’15”くらいのタイムは出さないとなーと思っています。
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Distance Medley Relay 800m
3000mから約3時間半空いて、次はリレーです。
まず結果は、800m 1:58.06
オーバーペースで突っ込んでしまい、400mを通過する時には、腕が痺れてきたりと体は全然動きませんでした。1:53を目標にしていましたが、200mフラットのトラックなのでタイムが落ちることも考えると、1:54~55を狙っていくべきだったなと思います。悔しい。。
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感想
インドアトラックは中距離をやるにはすごく良い環境だと思います。冬でもスピードを落とさずトレーニングできるからです。
秋のクロスカントリーシーズンで鍛えたスピードやスタミナを維持したまま、トラックのスピードトレーニングに移行できます。
インドアのデメリットとしては、コーナーがきつく身体への負担が大きいこと、そして暖房が効いていて空気が乾燥しているので長距離を走ると喉が乾燥して咳がでることです。他にあまり思い浮かびません。
さいごに
1月から2月にかけて、6試合ほどレースがあります。そして次の試合からはカンザス大学のユニフォームを着て試合に出られる予定です!まずはインドアシーズンで800mのベスト更新、1:50切りを目指していきます。
今後もアメリカの陸上を中心に発信していきます。
最後まで読んでいただきありがとうございました。