【ネタバレ編】私と櫻坂46展「新せ界」
前回の記事でこんなものを書いている。
櫻坂46【新せ界】という素晴らしい展覧会の会期が終わった。
ということで、ぼちぼち感想noteの筆を進めることにした。
実は4回観に行った。というのはここだけのおはなし。
目次以降ちゃんとネタバレなので、まだ見たくないよって方は上のリンクのガイダンス記事にとどめておくれ。
ではいってみよう。
プロローグ
入場するとまず薄暗い部屋に通される。
映像展示なのかと思いきやそこには2つのロゴが
鳥居坂46と欅坂46のそれぞれのロゴである。ここは写真撮影可能な場所であった。
そして今回の新せ界の会場である六本木ミュージアムがあるのは鳥居坂だ。
最初っから鳥肌が立った。
と同時にこの展覧会のコンセプトは櫻坂だけではなく、欅坂の歴史を経ての櫻坂の事を扱っているんだろうと感じた。
既に泣きそうである。
その隣は歴代欅坂シングル・アルバムのジャケットが展示されていた。
既に泣きそうである。
1章 衣装
続いて衣装の展示がされていた櫻坂の歌唱衣装にスポットが当てられている。
暫くするとその衣装が消え、奥に展示されている衣装にもスポットが当たる。
欅坂の衣装だった。よくよく見ていくとけやき坂の衣装があったりして既に泣きそうである。
衣装の展示は会期の前半と後半でチェンジされていた。
2章 映像とダンス
衣装展示を抜けると真ん中に大小さまざまなモニターが天井まで並べられている。そこにはダンスレッスンらしき映像が流れているもの、MVが流れているものとがあった。
そしてそのモニターの足元にはタブレットが何個かあり、資料が無作為(っぽく)に散りばめられている。
モニターに映されているのは欅坂時代のレッスンの様子だ。資料も細かくは確認できないが、欅坂の資料だと言うのが分かる。
壁沿いにはピックアップされたMVのプレゼン資料が展示されており、どのようなコンセプトでMVを作ろうとしてるのか?などが分かるようになっている。
興味深かったのは偶然の答えかな。藤吉さんの相手役の想定が当初山﨑さんだったというのは実に興味深い。
会期の後半はStart Overや静寂の暴力の資料が追加されていたりもした。
特にスタオバの個々人に与えられた設定は面白かった。
それからモニター周りには3rdツアーの際のTAKAHIRO先生のメモが展示されている。
但し、解読は非常に難解である。
3章 アートワーク
フロアの真ん中には光を反転させた写真(と言う表現が正しいか分からないが)がデカデカと展示されている。
前回iPhone推奨と書いたのは、実はこの展示を見るために使う。
設定から画面の色を反転させた上で、iPhoneのカメラを起動すると、アルバムAs you knowのジャケット等で使われた写真が浮かぶ仕組みである。
これ凄かった!!写真が撮れない場所なので説明が難しいんだわ、ここ。
続いて両サイドにこれまでのシングル(Start Overまで)とアルバムのアートワークが飾られ、各シングル・アルバムのプレゼン資料が展示されている。
このシングル毎のテーマとかコンセプトをさらっと展示してるけど、これめちゃくちゃ凄いことだと思うんだよね。正直このエリアだけでも金取れる。もっとメモしてここに還元したかったがもう会期は終わってるのだ。
そして足元見るとここにも欅坂のアートワークが散りばめられていたり、プレゼン資料らしきものが。
この章最大のポイントは「桜月」と「Start Over」の展示の足元にあるなにやら見たことがないシングルのジャケット写真が4枚、床にさらっと貼ってある。
そこに描かれた少し読みづらい書体タイトルをよく読むとこう書かれていた。
「10月のプールに飛び込んだ」
制作が延期となったまま発売されなかったシングルである。初見でトリハダが立った。
改めてこの曲は発売に向けて制作していて、頓挫してしまったんだなと言うのが改めてわかった。
発売は叶わなかったが、こう言ったカタチで成仏させたのは個人的にはよかったのでは?
4章 彼女らの痕跡
5章 大樹
ここには五月雨よのアートワークで使われた木や、流れ弾のMVで使用された絵画などが展示されていた。
さらにモニター(というかブラウン管)が3つあり、フランス公演のプライベートな様子と、思ったよりも寂しくないのMVのプライベート映像がながされていた。
入り口のところに年季の入ったカメラが置かれている。その動画の撮影機材で(確かVictorだった)思寂のMV撮影後に天ちゃんに譲渡されたとか。
メンバーのプライベート感ある映像が微笑ましい。
奥には藤吉夏鈴さんセレクトした写真の数々が展示。 配置も一つひとつ藤吉さんがセットしている。しかも会期の途中で増えていたりしたので恐れ入る。
この写真も中々にエモだった。
6章 ヴィジョン
何やら白い紙が無数に飾ってある部屋に来る。
こんな質問が書かれていた。
Q.将来、櫻坂46がどのような存在になって欲しいか?もしくは自分が何を実現したいか
この質問に対して各メンバーが答えていくものである。
将来のグループの展望や、個人の目標など、様々な決意表明をここでしている。
その中で個人的にピックアップしたいのはこの3人
まずは土生さん。
新せ界開催直後に見た時に「そんなグループであってほしい」というどこか俯瞰的な目線でグループを語ってる事に疑問符がわいた。
結構アツい事を言うタイプのメンバーだけに余計に違和感を感じたものだ。 その違和感はすぐカタチとなって現れる。
この新せ界の開始時点ではまだ卒業を発表していなかった。これを書いた時点で既に卒業が決まっていたことが見て取れる。
続いては村井優さん
なんか「センターに立ちたい」と表明している人を櫻坂では久々に見た気がする。それにこういう目標を明確にしてくれるのは良い。推しそう(推し始めてる)
最後は守屋麗奈さん。
「いつか自分たちの本当の力で東京ドームに立ちたい」
アツい!アツすぎるぞ推しメン!!
どこぞのインタビューで2ndツアーのドームは前キャプテンの菅井さんに連れてきてもらった、と発言していた。(ソースは知ってる人いたら教えてくれ)
それを受けてのこの決意なんだろうと推察。カッコ良すぎるだろ。
初期から一貫してふわふわな人だけど、これまた一貫して内に熱いものを持ってる人だと思っている。
こちらが思っている以上にスポ根のひと。尊敬します。
その先の展示には個々のヴィジョンに対しての注釈というか、その決意のためのアクションとでも言える事を羅列してあった。
7章 新せ界
最後の展示新せ界の「せ」が空欄になってメンバーが来場したらそこに文字を入れて完成というものである。各メンバーの個性が出るところだ。
字だけはとても賢そうに見える推しメン…
さいごに
この概要通りの展覧会であった。
欅坂46の歴史の先に現在の櫻坂46があり、未来に繋がっているという事を改めて強調してくれているように思えた。
それを木に見立てているように感じた。
スタートの展示、衣装の展示、アートワークに至るまで欅坂46時代が根っこにあって、今の幹や枝葉が櫻坂46といった所か。
全然この展覧会とは関係がないんだけど、「ひらがなけやき」という楽曲の
一本のケヤキから色づいてくように
って実は今の櫻坂に通じてるなとしみじみ。
なにせこの曲のペンライトは【 ピンク】なんですよね。
なんかそんな事を思ったりもした。
(日向坂も日向坂で色づいてるんだよ、って一応補足)
で、この展覧会を振り返るのにぴったりのアイテムがこちらになる。
高い お手頃である。
実は展示のほぼ全てをこの一冊で網羅している。
なので実質タダ
さらには映像配信で振り返ることも出来るようだ。
ちなみに映像配信の購入者特典として、グッズのネット購入も可能だそうだ(完売品は除く)
頼む、衣装エンブレムのワッペンも再販してくれ。
改めて素晴らしい展覧会でした。ありがとうございました。
僕から以上