はじめてのkintone

・「地域情報」アプリの構築

アプリの構築にあたり、まず「動かないもの」のリストを登録できる様にした。
具体的には、学校や公共施設、町内会館など、活動の「場」となるところを登録することを想定した。
住所、電話番号、外観の写真…できあがりを想像しながら、フィールドを構築していく。
ある程度フィールドが揃ったところで、テストを兼ねて登録を始めた。
すると、直ぐにフィールドが足りないことがわかった。
「代表者や管理者も入れた方がわかるな…」「リンクにGoogleマップのURLを入れれば地図上で場所がわかるのでは…」「その場所での活動も入れたいからテーブルを作って…」
追加しては、入力。足りなければ直ぐ追加。これが簡単にできるのは新鮮で、「kintone楽しい!便利!」となるのに時間はかからなかった。

・「構築」から「登録」へ

テスト登録は自分でやっていたが、「このまま自分だけの物だと過去のAccess等と同じになってしまう。」と思い、全体の半分程度登録が終わったところで、他のスタッフにも登録してもらうことにした。

まずは「kintone」の説明から。でも、ITに強くないスタッフは、明らかに「また新しいこと押しつけられる」という雰囲気だったが、説明するより実際に入力してもらった方がわかると思い、新規登録と修正の方法だけを伝え、始めてもらった。

登録し始めると、案の定「結構簡単」との声が上がり、50件ほどのデータがまとまった。

・一覧の作成

次に登録したデータに対する「一覧」の作成に入った。
カテゴリー別、規模別など、いくつかの一覧を作っては修正し、整理していった。
その中で、一覧の役割は、データベースを利用する人が目的のデータを探すための「見栄え」の部分であるとともに、Excel等へ出力する為の「項目確認」でもあることを段々と理解していった。

一方、場所のデータベースとしては完成に向かっていたが、そこでの「活動」を同じ枠で入れるのは難しいこともわかってきた。
今なら「別アプリで管理してルックアップで連携」と直ぐに浮かぶが、このときはまだアプリ間連携をどのように組んだら良いのかも分からず、悩みに悩んだ。

・ルックアップでの連携模索とCSV

悩んだ結果「活動アプリを別に作り、ルックアップで連携できるかも」ということがわかった。
早速、活動アプリを作り、先に作った「場」のアプリに入ったデータを出力して「活動アプリ」で取り込んで…とやってみたが、上手くいかない。
出力されたCSVデータをExcelで確認してみると、リストの先頭行に目印がはいってたり、「チェックボックス」のフィールドがバラバラになっていたり、「リッチエディター」から出力されたのは、訳のわからん文字が入っていたり…素人の延長でIT担当者をやっていた自分にとっては、直ぐには理解できないCSVデータになっていた。

ここでようやく公式ヘルプを見る事にした。
逆に言えば、ここまでヘルプを見なくてもアプリが作れてしまうのもkintoneの特徴だと思う。

当然だが、ヘルプには疑問がちゃんと書いてあった。同時に、根本的に構築し直さないと、対応できないものがあるのものもわかった。

出力されるCSVをイメージと近づけるには、「チェックボックス」をそのまま利用するのは難しい。
「リッチエディター」は出力には向かない。「文字列(複数行)」で作り直す必要がありそう。
レコードもまだ100件に満たなかったので、再登録も覚悟して作り直すことにした。

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