第百三十一回:死ねばいいのに
お母さんなんて
死ねばいいのに!
と
言われ、
週末
は
何をしても
どんよりした
気持ち
が
晴れませんでした。
その日は
帰宅後
忙しく、
夕食までの
三時間くらい
ずっと
動き回っていました。
エアコンの買い替え
について
夫から相談を受けつつ
家のことをしていて、
我が子
と
遊ぶ時間が取れませんでした。
その不満
が
爆発した
ようです。
もしかすると
遊んでくれなかった
という
不満だけでなく、
積み重なっていた
不満もあった
のかもしれません。
ホルモンバランス
も
関係している
かもしれません。
最近は
そういう
暴力的な言葉
も
溢れてもいる
からね
と
夫。
ただ
こちらは
サボっていた
わけでもなく、
意地悪をしていた
わけでもなかった
ので、
思った以上に
傷ついて、
今日の午前中
は
仕事の手が止まると
涙が出る
という感じでした。
週末
我が子と一緒にいると
暗い気持ちになり、
我が子がリビングに広げている
ごっこ遊びのお人形
を見ると
無性に
イライラした
のは、
一人になりたい
のに
それすら叶わない
という
哀しさ
のためだったのでしょう。
自立期の
子ども
は
親と離れたい
けれど、
まだまだ
依存していて、
離れなれない
という
もどかしさ
を
味わうのでしょうが、
距離をとりたい
のに
とれない
というのは、
親のほうも
同じ
ですね。
そういう意味では
子ども
と
同じ苦しみ
を
親
も
抱えている
ともいえます。
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