楽曲制作の効率化、クラウドで共有、自宅でアレンジ、メリット、デメリット、コンポーザーとしての責任と発見と成長。
前回の記事
後悔した!理解しておけばよかったオリジナル楽曲を制作前にやるべき事!ボーカリストを理解する!
これが1番大事な事!←クリックでリンクへGO!👍
1.社会人バンドによる楽曲制作の悩み
楽曲制作において、バンドとしての理想は
・全員の意見やアイデアをしっかりと反映させ
メンバーとスタジオに缶詰になって
時間をかけて1から作る。
↑これが理想ですが。
我々会社員は、休日の曜日、
拘束時間、休日出勤、夜勤等
「時間を作る事」
それが凄くネックになってきます。
そして、
・皆んなの予定を合わせる事で苦労する
↑1番はこれだと思います!
せっかくスタジオに入る予定を組めたなら
・ LIVEを想定した既存の曲を練習したい!
↑これですよね。
各バンドさんで、
環境は違うと思いますが。
月に1回、
又は2回ぐらいしか
バンドとしての時間は設けられないと思います。
ではどうすれば
バンド練習の時間を有効に使いつつ
楽曲を制作していくか、
どうしたら効率良く制作出来るか考えました。
2.理想 現実 結果 対策
理想
アコギでメロとコード進行をつけたボイスメモを
メンバーに送信してスタジオで1から作る。
現実
それぞれ離れた場所でLINE等、
文面での意思疎通になる為に、楽曲の構成を組み立てる事が難しく、スタジオに入って文面上ではできない
作業や、感覚的な内容になる為、スタジオ内での話し合いをしながら振り出しに戻る事もあり、時間を要する
結果
文面上でのやりとりに時間をかけても
実際に楽器を使っての会話ができない為
スタジオでの作業からが本番になり
個々が持っている想像面が異なるほど
「何をどうするか」決定打がない為に迷走し
また次の時、次の時と、時間が過ぎる。
楽曲の根本を詰める作業に時間がかかる
対策
そこで、
簡単に曲の構成を形にして、
楽曲の意図をデータにして伝えられれば、
時間の節約や、
離れたメンバー間での認識を共通化出来る事に
気が付きました。
3.楽曲のデモを作成する
自分の音楽は
ラウド系に部類する音楽だったので
意図的に「リフパート」や「ブレイクダウン」等
「見せ所」を想定した楽曲制作を行なっており
楽曲的にそれらのフレーズを曲中に挿入するという
バンドでの共通認識がありました。
楽曲のメロ作成、
コード付けを行う際にBPMから
いくつかのフレーズの想定や
選択肢も自分の中で決まってくる事が分かっていたので
口頭で伝えていた部分や、楽曲の根本的な部分を
予め形にしておく事が、
楽曲イメージを伝える最速で簡単で
共通した認識をしてもらえる方法になり
一歩先の時間軸からの行動が出来るようになる手段に変わりました。
それらの理由から
上記の対策で書いた通り
楽曲の意図をデータにする方法をとりました。
使用していたのは
iPhoneアプリ📱の
GarageBandです。
そしてそこで作り上げたデモを
データとして共有しました。
4.楽曲のデモをデータとして共有
実際に自分が行った方法は以下の通りです。
・新曲のデモ音源を用意する
・Dropbox 等cloudで楽曲データを共有
・歌詞 BPM等の情報をLINEのノートに投稿
・データを元にアレンジは各自自分の時間で
・スタジオへは曲を理解した状態で来る
これを行う事で
かなり時間を有効に使えるようになりました。
ですが、
メリットとデメリットがあります。
5.メリット、デメリット
メリット
・全員が楽曲の構成を理解している
・各パートのアレンジ作業を事前に行える
・1からでは無く次の段階からの曲合わせが出来る
・時間の節約 次のスタジオ迄の意識の共通化
・練習時間を制作では無くアレンジの時間に出来る
・離れた場所での楽曲データの共有
デメリット
・既存のデモ構成への依存(楽曲イメージの洗脳)
・アレンジの変更が全体に影響する事で
振り出しに戻る事が有る
・効率を意識し 曲形を変えにくくなる
(スケジュール上振出しに戻る事を自然に避ける)
・楽曲のワンパターン化
自分が感じた中でのメリット、デメリットを
書き出してみました。
これは社会人だからというわけではなく。
音楽を制作する上でもしかしたら
共通の事かも知れません。
ほとんど決まっている構成の中でのアレンジは
一歩先の時間軸から作業が出来ますが、
その反面、
「楽曲のイメージ洗脳から構成を崩しにくくなる」
「フレーズの差し替えが全体に影響する為 変更箇所が限定される」
「足し算引き算は出来ても 構成を変えるのは難しい」
「限られた時間の中で完成させようと 思考が勝手に働き 大幅な構成の変更を自然に避けるようになる」
事に気が付きました。
社会生活の事情により「時間の中での完結」を大切にする意識が自然にメンバーの共通の規律になっていたと思います。
これはとてもいい事でもありますが、
各メンバーの頭の中にあるフレーズや、
楽曲タイプのイメージを
確立されたデモ音源の中に挿入する事が難しく、
メンバーからしてみれば
「今回のデモ音源には
自分の持っているネタや、イメージは
反映しにくいから次の新譜にまわして、
目の前にある新譜のアレンジを優先しよう。」
次の新譜
「また合わなかった」
こうなるわけです。
そこでまた気が付きました。
メンバーのポテンシャルを引き出せないような
確立された作曲方法は、
メンバーにとっても自由度を失い
限られた時間の中で「こなす」という部分
に自然に意識が傾き、共に「創造」するという
部分に重きを置けない状態にしてしまった。
コンポーザーとしての責任と
バンドとしての成長を意図的に新曲毎に表したい
という焦りから、
いつの間にか自分主体の制作方法を知らぬ間に
強要する事になっていました。
・楽曲の制作をする前の
スケッチ段階を共有した方が良い!
・歌詞とメロとコード進行の段階での共有!
↑自分はこれが出来ていませんでした。
オケを作る前のこの段階でまず
メンバーと話し合う事をしていれば
全員の意見を初めから反映したデモを
作成出来たなと思いました。
今回はこんなイメージで
「こんな曲にしたよ」では無く
今回の皆んなのイメージで
「こんな曲になったよ」が、正解でした。
まとめ.
やり方に正解は無いですし、
各バンドの環境も違います。
今回は自分が行った手段の一つではありますが、
上記の事を実践して見ようと思われた方は、
先ず行動する前に
バンドとしての
メリット、デメリット、各メンバーの環境を含めて
考えてみる事が良いと思います。
コンポーザーとしての焦りや責任感から
一方通行で、
気がつくと自分主体になっている事もあります。
知らずにやり方の強要をしているかもしれません。
バンドとは人間同士が集まって出来るものです。
様々な効率化や、方法をとりながら、
試行錯誤をしていけば、
必ずバンドとして良い方法が見つかるはずです。
時間を全員で作る方法や、手段を編み出す事で
活動の質を向上させる事が出来ますので、
考え行動してみる事が重要だと思います。
今回は
現在バンドでの楽曲の制作や
方法、時間に悩んでいる方へ向けた記事でした。
次回は、実際に📱iPhoneアプリ GarageBandで
どのように楽曲を制作していたのか、
どのようにアレンジをしていたのかを記事にしていきます。
今回もありがとうございました!
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