暇が辛い

眠れないので静かにキーボードを叩きます。

先ほど彼女に振られました。1ヶ月に満たない短い交際期間でした。振られた理由の1つとして、彼女は私が時折言い溢していた「暇が辛い・暇が悪い」という言葉を不快に感じていたようでした。彼女の言っていたことは私にはいまいち理解できませんでしたし、トーク履歴を削除してしまったので考察を深めることはもうできません。

卒業研究を終えてからここ数ヶ月、暇を強く感じていました。それまでは常にやらなくてはならないことがあったのが、急にやらなくてもよいことだらけになりました。自由にできる時間が増えたので何でもできたのですが、新しいことを始めることも特にせず、ただダラダラと時間を浪費していました。今考えると、これは典型的な「燃え尽き症候群」だったのでしょう。燃え尽き症候群は鬱病の一種のようです。

私は、暇な時間は基本的に「悪」だと考えています。学生、専業主婦、退職後の老人など、暇な時間が多い人はろくでもない人ばかりです。ここに上げた属性の人々の中でも、部活や趣味など、何かに熱中している人は健全な人生を送っています。そうでない人が非行に走り、陰謀論にハマり、犯罪に手を出してしまうのです。昭和の時代に部活動が強制されていたのは、暇な時間を減らして非行を防ぐためだという話を耳にしたことがあります。

ここ数ヶ月の私は、まさにろくでもない人でした。週3回程度のアルバイト以外の時間は、ほとんどYouTubeとネット麻雀で浪費していました。何か悪いことをしていないだけマシだったのかもしれません。

また、この暇な時間は、私に「自分が何者でもないこと」を痛感させていました。4月から入社する内定先でアルバイトをしてるのですが、当然ほとんどできることはなく、プロフェッショナルたちの会話の内容には着いて行けません。大学を卒業したので所属はなくなり、学部卒であるため学位も誇れるものではありません。数ヶ月前まで研究に熱中していたためお金はあまりなく、新しい趣味を始めるには財布が心もとない状態です。「何者か」になるためには何をすればよいかもわからず、ただただ時間を浪費していました。これが暇が辛いことの理由です。

そもそも世間一般の人々の中で、自分が特別であると自覚している人はほんの一握りだと思いますし、何者かになる必要もないのかもしれませんが、私の中からこの欲求が消えることはありません。

「暇が辛い」という大きな悩みから逃れるために彼女に頼ってしまっていたのが、彼女がストレスを抱えた原因なのだと思います。

この先、暇に打ち勝つための行動方針を2つ決めました。1つはお金を使うことを我慢しないことです。お金があまりないと書きましたが、貯金が全くないわけではありません。貧乏性なのでお金を使うのが苦手なのですが、思い切ってやりたいことをひたすらやってみようと思います。もう1つは、これは書いていて思い付いたのですが、執筆を定期的に行うことです。私にとって執筆をしている時間は心地が良い時間なんだと再認識できました。また、数カ月前まで週1で執筆をしていたことは、アイデンティティの保持という意味合いが大きかったのだと分かりました。執筆活動は私の仕事にも活用できそうです。

ということで、今後は記事が時々アップされると思いますので、よろしくお願いいたします。定期更新は苦しいことが分かっているので、不定期とさせてください。それでは、おやすみなさい。

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