映画を使って英会話を学ぶ前の下準備と観方について
英語学習を行なっていると必ず直面する質問。
「映画」は果たして英語学習に役に立つのか?
答えは「Yes」だと思います。
ただし、条件付きでという事になるというのが私の考えです。
その条件とは映画で英語を学ぶための下準備が出来ている事が大切だと考えております。
①ネイティブ特有の音声変化の練習
②適切なツール(アプリ、Chrome拡張子)を理解し効果的に使えている。
※ここで紹介するアプリ、拡張子は無料で使える、または無料で使える範囲で十分という意味です。
ただし、サービスによってはよく改訂されますので、それぞれのサイトの使用許諾をご確認頂けますようお願い申し上げます。
逆に言うとこの準備とやり方を知らないで映画を観てもおそらく、あまり役に立たないと言うのが私の考えです。
よく言われている方法(最初に字幕なしで見る→英語字幕で見る→字幕で見る)を嫌にならず続ける事ができる猛者であれば、それりには効果があると感じますが、私も含め多くの方はその前に嫌になるパターンがほとんどではないでしょうか。
理由は簡単です。同じ映画を何度も観たくないからです。
(面白い映画であれば何度も観ますが、そういった映画に限って英語がかなり難しかったりします。)
では、ここでいう①ネイティブ特有の音声変化の練習と②適切なツール(アプリ、Chrome拡張子)を理解し効果的に使えているとはどのようなものでしょうか。
①に関してはまさに文字通りでネイティブの方が使う音声変化を頭である程度理解している状態です。
映画を観ていると必ずと言って良いほど、簡単な単語にも関わらず聞き取れないという問題に直面します。
ここで問題になるのが、早くて聞き取れないということであれば、遅くすれば聞き取れるのかというとまたそうでもありません。
「なぜ、このような事が起きるのでしょうか」
答えは簡単です。
「そもそも、そのように発音していないからです。」
どれだけ遅くしても、何度再生しても聞き取れない。
そうです、絶対に聞き取れることはありません。
なぜなら、発音していないからです。
発音していないから聞き取れない、というかそのような音は発話されていないのです。
例えば、「I am going to 」は「I’m gonna」と発音されるのと知っている方は多い方と思います。
しかしこれが映画では「I'mana」と発音する人がいます。
この形であればなんとなく推測することができるかもしれませんが、他には「asked」を「ast(アスト)」のように発音する人がいます。
これは意外と聞き取りづらいです。
これに「him/her」などが続くと、「h」の脱落より「asked him 」が「astim(アスティム)」のように聞こえ、いきなり出てくると聞き取れなかったりします。
このような簡単なフレーズすら聞き取れないのです。
だから、まずこのようなパターンがあると言うことを理解することが大事だと思います。よく出てくるパターンは大きくは限られておりますので、一字一句覚える必要はなく、この時はこのようなパターンというのを頭に入れておくだけで大丈夫です。
これがパターンが頭に入っているかどうかはかなり大きいです。
一度でもこのパターンを頭で理解しておくと、次に出てきた時にスッと聞こえてきます。
これが大事なんだと思います。
では、このパターンはどのように覚えるのがよいのでしょうか?
幸いこのパターンを紹介してくれている非常に良いYoutubeとToolがありますので、それを紹介させて頂きます。
Youtubeはこの方の動画を観ておけば十分だと考えております。
他にもたくさん有益な音声変化を取り上げているYoutubeはあるのですが、この紹介動画が秀逸なのは「ショート動画」で次から次へと教えてくれるところにあります。
そのため以下の点で非常に役立ちます。
①一気見しやすく音声変化全体の傾向をつかみやすいという特徴がある。
②ショートのため広告がない
③苦手な音声変化が繰り返し流れるので何度も聞ける。
もし、苦手な音声変化ポイントがあったらそれをシャドーイングすることをおすすめします。
シャドーイングし真似ができたら一旦、その音声変化をモノにできたと判断いたします。
そしてここからが大事なのですが、以下のツールを使って一気に音声変化をモノにしてしまいます。
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