見出し画像

歴史能力検定の過去問を活用して日本史2級の合格を目指そう!効率的な学習法と対策

歴史能力検定は、日本もしくは世界の歴史に対する深い知識と理解を証明するための民間資格で、検定料を払えば誰でも受検できます。

私自身は2020年に日本史2級を初めて受検し、一ヶ月の学習でなんとか合格しました。しかし、当時は仕事に追われており、十分な学習時間をとることができませんでした。そのため、過去問を一切見ずに受検したのです👇

そのとき感じたことが 過去問の重要性 でした。

本記事では、過去問を活用することで得られるメリットや効果的な学習法について詳しく解説していきます。歴史能力検定の合格を目指すあなたにとって、この記事が少しでも役立つことを願っています。


歴史能力検定の概要

歴史能力検定の基本情報

試験のレベル

日本史と世界史の両方で複数のレベルが用意されています。

  • 日本史▶ 1級、2級、3級、準3級、4級、5級

  • 世界史▶ 1級、2級、3級

なお、4級は日本史と世界史を一つにした試験で、歴史の常識問題が出題されます。

歴史能力検定 公式サイトより

1級が最も難易度が高く、専門的な知識が求められます。一方、5級は小学校修了程度の基礎的な内容が中心となっており、初学者にも取り組みやすいレベルです。

受検者の年齢分布と直近の回の合格率が以下👇のページに示されています。

なお、日本史2級に関しては合格率の推移をフォローしていますので、以下に示します。

受検者のレベルが上がってきている?と信じたい

出題形式

選択式の問題がベースになりますが、2級からは記述問題が、1級になると論述問題が出てきます。

歴史能力検定 公式サイトより

歴史能力検定のメリット

なんと言っても一番のメリットは 全国通訳案内士試験「日本歴史」の免除  でしょう。

日本史1級もしくは2級に合格すると、全国通訳案内士試験の「日本歴史」の科目が免除される

全国通訳案内士は、外国人観光客に対して日本の観光地や文化を紹介する専門職です。この試験において日本歴史の科目が免除されることで、他の試験科目に集中することができ、合格の可能性が非常に高まります。

私の受検理由も「日本歴史」の科目免除でした。

全国通訳案内士の筆記試験をスピード合格するためには、この科目免除は必須だと個人的には思っています👇

過去問の重要性

過去問を解くことのメリット

歴史能力検定の合格を目指すうえで、過去問を解くことは非常に効果的です。ここでは、過去問を解くことの具体的なメリットを詳しく解説します。

試験当日に慌てないためにも

1. 出題傾向の把握

過去問研究は試験勉強の王道

過去問を解くことで、どのような問題が出題されるのか、その傾向をつかむことができます。例えば、どの時代の歴史がよく出題されるのか特定のテーマや人物に関する問題が頻繁に出るのかなど、過去問を通じて知ることができます。

これにより、効率的な学習計画を立てることが可能になります。

2. 問題形式に慣れる

マークシート形式での解答

過去問を繰り返し解くことで、試験特有の問題形式に慣れることができます。歴史能力検定では、選択問題と級によっては記述式問題が出題されます。実際に過去問を解いてみることで、各形式の問題に対するアプローチ方法を身につけることができます。

試験本番での緊張が幾分やわらいで、落ち着いて問題に取り組めます。

3. 時間配分の練習

試験は限られた時間内で解答しなければなりません。過去問を解く際に実際の試験時間を計測しながら解答することで、時間配分の練習ができます。

私が日本史2級(50分で50問を解く)を受検した時は、過去問をいっさい見ていなかったので、時間配分の練習ができておらず、時間がほんとギリギリで焦りました。

試験本番での”焦り”は何も良いことを生みません。

4. 知識の定着

過去問を解くことは、単なる復習以上の効果があります。過去問を解くことで、自分の知識の理解度や不足している部分を確認できます。間違えた問題や"わからなかった"問題については、その都度しっかり確認(解説を熟読)して、知識を定着させます。

これにより、試験範囲全体の理解が深まって、万全の状態で本番に臨むことができるようになるでしょう。

5. 自信の向上

過去問を解いて高得点が取れることが実感できれば、自分に自信が持てます。自信を持つことは、メンタル面でも大きなプラスになります。

過去問を解くことは、出題傾向の把握、問題形式への慣れ、時間配分の練習、知識の定着、自信の向上といった多くのメリットがあります。歴史能力検定の合格を目指すためには、過去問を最大限に活用することが重要です。

さぁ次のステップは、過去問を実際に入手して、計画的に学習に取り組んでいくことです。

過去問の入手方法

過去問を入手する方法には2種類あります。冊子体として欲しいのか、電子ファイルで十分なのか、自分の勉強スタイルに合った方法を選んでください。

1. ネット通販サイトでの購入

Amazon、楽天、Yahoo!などの大手通販サイトでは、歴史能力検定の過去問集が販売されています。この書籍には、解答と詳しい解説が載っていますので、効率的に学習を進めることができます。

ポイントは以下のとおり

  • 河合出版(河合塾グループ)なので解説が信頼できる

  • 解答用紙が付属▶本番どおりの解答練習が可

  • 各級、1年分しか問題が載っていない

1年分(1回ぶん)の過去問に1,000円近く払うのでコスパが高いとは言えませんが、初めて受験する方にとっては得るものが多いでしょう。

2. 公式サイトからのダウンロード

歴史能力検定の公式サイトでは、過去問をダウンロードできます。公式サイトなので信頼性が非常に高いです。

ポイントは以下の3点

  • 日本史、世界史それぞれの1級と2級のみ(しかも第36回の試験に限定

  • 試験問題・解答解説およびマークシートはPDFでダウンロード可

  • e-ラーニングでオンライン学習もできる

詳細な情報については、以下の記事をご覧ください。

過去問を見ていない受検者が意外と多い

私はX(旧Twitter)を使って、毎年、実際に試験(日本史2級)を受けた人にアンケートをとっています。そこからわかった事実がコレ👇

過去問を見ずに試験にのぞんだ人の割合

意外なことに、過去問ガン無視で受検している人が結構います。去年なんて、少なくとも3人に1人は過去問を見ていません

多忙で時間が足りなくて、過去問を解くことに手がまわらなかったのかな?

情報のソースは以下の3記事

まとめ

過去問の重要性と活用法

過去問は、歴史能力検定に合格するための最も効果的なツールの一つです。

  • 出題傾向の把握

  • 問題形式への慣れ

  • 時間管理の練習

など、過去問を活用することで得られるメリットは多いです。

過去問を繰り返し解くことで、自分の知識の理解度を確認し、弱点を補強することができます。これにより、知識が定着し、自信を持って試験に臨むことができるでしょう。

動画教材をメインに使ったこの👆勉強方法に、過去問を使った問題演習を組み合わせれば、盤石な状態で試験本番に臨めるのではないでしょうか?そのためには学習期間として45日は欲しいところです。

このnote記事を参考に、過去問を効果的に活用して、歴史能力検定の合格を目指して頑張ってください。成功を祈っています!

無料の学習アプリのススメ

学習をさらに充実させるために役立つ無料アプリをいくつか紹介しています。これらのアプリを活用して、スキマ時間にも知識を定着させ、さらなるスコアアップを目指しましょう。


いいなと思ったら応援しよう!

りょう_カエル顔
よろしければサポートをお願いいたします。読者様にとって役立つコンテンツを作成するために、少しでもサポートいただけると、より多くの時間とエネルギーを注ぐことができます。