Googleニュース掲載に向けて準備をした話。
こんにちは、株式会社ビズパ プロダクト開発チームの青木です。
こちらはビズパプロダクトブログの記事になります。下記マガジンから過去の記事を見ることができます。毎月なにかしら記事が追加されていく予定ですので、興味があれば是非フォローしてみてください!
みなさんGoogleニュースは利用していますでしょうか。
GoogleニュースはWEB上のニュースソースから集めた記事を表示するサービスで、ユーザーの興味や過去の閲覧履歴に基づいてパーソナライズされたニュースを提供してくれます。
弊社では2024年5月7日にサイトをリニューアルし、サイト名がビズパからアドクロに変わりました。今後は弊社独自のインタビュー記事やバズった広告事例、最新トレンドなど、オリジナル記事を増やしていく予定です。
リニューアルに伴い、アドクロで掲載している記事をGoogleニュースへ公開するために対応したことを紹介します。
※ こちらのブログでは手動でGoogleニュースを公開する手順について記載していますが、現在(2024/05/10時点)ではGoogleニュースを手動で公開設定することができなくなっています。今後はGoogle側が自動で情報を収集する形式になりそうです。詳しくはこちらをご覧ください。
公開までの流れ
Googleニュースの公開に向けて以下の対応をしました。
RSSフィードまたはATOMフィードを用意する
Google Publisher Centerにて必要な設定項目を入力し、審査を受ける
1.RSSフィードまたはATOMフィードを用意する
Googleニュースへの公開にあたって、フィードを用意する必要がありました。
RSSフィード・ATOMフィードとはウェブサイトの更新情報を配信するためのデータ形式です。どちらもXMLをベースにしたデータ形式で、データ内にはサイトのタイトル、URLや更新された記事のリストなどの情報が含まれています。
Googleニュースでは標準的なRSS、ATOMのどちらのフォーマットにも対応しています。詳しい技術的な要件は下記サイトをご確認ください。
フィードは不特定多数からのアクセスを考慮して、キャッシュを利用することにしました。また、アドクロの記事は記事の種類に応じてカテゴリー分けされており、用途に応じて特定のカテゴリーのみのフィードや特定のカテゴリーの記事を除いたフィードが生成できるように、クエリパラメータを利用してカテゴリーの絞り込みができるように実装をしました。
作成したフィードは以下のフィード検証ツールを利用して事前にデータの中身に問題がないかをチェックしました。
こちらのサイトではすでに公開されているフィードURLを入力することでフォーマットをチェックすることができます。また、生成したフィードのデータを直接入力することでもフォーマットをチェックすることができますので、開発の段階などでインターネット上に公開していない場合も事前に確認することができます。
以下は実際に無効なデータを入力した場合ですが、データに誤りがあると修正すべき箇所が理由と一緒に表示されます。
2.Google Publisher Centerにて必要な設定項目を入力し、審査を受ける
RSSフィードの公開が完了したので案内に従って以下のサイトからGoogleニュースの公開設定をしました。
Googleニュースは設定が完了し次第公開することはできず、Googleの審査を通過する必要があり、審査がOKだった場合は自動で公開されます。
今回の対応では、審査から公開されるまで2〜3日程度かかりました。
実際に公開してみて
審査に合格後、無事Googleニュース上に表示されているキャプチャが以下になります。
キャプチャにはタイトルと画像が表示されていますが、タイトルと画像に記事やRSSフィード上のどの情報が設定されるかという情報を得ることができませんでした。
RSSフィードを作成している段階ではフィード内の<title>タグや<enclosure>タグで画像データを指定することでタグの値が反映されるのでは?と予想しましたがそういう訳では無いようです。
タイトルにはHTMLのtitleタグに設定した値がそのまま使用されているように見えますが、画像に関してはどこの画像が使用しようされているかという規則性は見当たらず、記事内に埋め込んだ動画のサムネイル画像が使用されているケースもありました。
さいごに。
冒頭でも記載しましたが、現在は記載した方法でGoogleニュースに公開はできなくなっていますが、対応の中で作成したRSSフィードは規格に準拠して作成しているので他のケースでも利用できます。Googleニュースに関する対応は今後の情報を追って対応していきたいです。
お読みいただきありがとうございました!
ビズパにご興味のある方はぜひ以下のサイトもご覧ください。
▼Bizpaの創業ストーリーはこちら!
▼Bizpaのことをもっと知りたい方はこちら!