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開幕して1ヶ月、パドレスってどうなの?

開幕して約1ヶ月、14勝13敗のナ・リーグ西地区2位につけている我らがサンディエゴ・パドレス。(4/25現在)
細かな数値は有識者の方に任せるとして、かるーーーーく浅ーーく自分なりにこの1ヶ月を振り返ってみようと思います。

1.1ヶ月の振り返り

オフシーズンに財政上の理由も相まってフアンソトをヤンキースにトレードして、見返りとして複数のプロスペクト投手、さらに田中将大がヤンキースに居た頃を見てる人ならお馴染みカイルヒガシオカを獲得。


さらにシーズン開幕直前に前述のトレードで獲得したソープと複数プロスペクト、さらにここ数年リリーバーとして重宝してきたスティーブンウィルソンを引き換えにホワイトソックスからディランシースを獲得。
ソープとウィルソン放出はかなり痛いですが、ローテ3枚しか固定できてなかったパドレスに取ってこれ以上無い選手が獲得できました。

そして今年は一足早く韓国で開幕。中の人も行く気満々で去年パスポートをとったものの、チケット争奪戦に参加すらできず撃沈。
そんな開幕戦は我らがエースダルビッシュ有が3.2回を1失点でまとめるもブリトーが誤算で敗戦。
2戦目はMLB初登板となった山本由伸を初回から打ち崩し勝利。まずまずのスタートを切りました。

外野手が大大大大スター、フェルナンドタティスJr.とパドレスNo.2プロスペクト元ショートジャクソンメリル、そしておそらくパドレス以外ではメジャー契約を出してないであろう、誰もが目を奪われてく完璧で究極なアイドルジュリクソンプロファーだったため、今年の戦力を考えてもまあ大きく負け越ししなければ良いかなくらいに思ってた中で勝ち越し1は上出来だと思います。
頑なにあのGMが外野手を補強しないのが謎ですが、お金がもうないのかもしれません、そうなるとシーズン後半なかなかしんどそうですが。。。。
トミーファムも取れなかったし本当にこの布陣で1年戦い抜くのでしょうか、というか戦い抜くしかなさそうです。ガンバレー!!!

2.去年との変化

昨年投稿した下記noteにも記載しましたが、パドレスは得点圏打率が軒並み低く、延長戦でめっぽう弱いデータが出ておりました。

https://t.co/AjWOYUEFTg

・1点差ゲーム9勝23敗(MLBワースト)
・延長戦2勝12敗(MLBワースト)
・12回のサヨナラ負け
・得点圏打率2割4分1厘(30チーム中下から8番目)
※note参照

さて、今年はどうなのかと思い調べたところ、下記の通りでした。(このnoteを作成した段階なので現在とは少し誤差はあります)

・1点差ゲーム3勝3敗
・得点圏打率2割6分7厘(30チーム中上から12番目)
・延長戦1

サンプル数は少ないですが去年あれだけ勝てなかった延長戦で早速ドジャース相手に勝ったり1点差ゲームも5割と去年のような状況ではなさそうです。一安心。

3.嬉しい誤算

先ほど今年の戦力を考えてよくやってると言いましたが、その中で特に嬉しい誤算だった選手を投手野手1人ずつ紹介します。

  1. ジュリクソンプロファー

なんといってもまずはこの選手でしょう。天才的なアイドル様、ジュリクソンプロファー。前述したようにまっっったく期待はしていなかった自分ですが、素晴らしい活躍をしています。(この1ヶ月は。)


友達にBaseball Savantのスタッツだけ見せられて誰だと思う?って聞かれて大谷翔平と答えたらプロファーだったためずっこけそうになりました。
守備や走塁のスタッツはさておき、Batting run valueはMLBトップクラス。誰がここまでの活躍を予想できたでしょうか。
とはいえまだ開幕して1ヶ月なのでこの調子でシーズン中盤くらいまでは行ってほしいと願うばかりです。

2.松井裕樹


楽天から海外FAを行使してパドレスにやってきた松井裕樹。昨年のWBCではボールに苦しんだ様子が見られたこと、NPB時代からやたら投球に時間がかかっていることから活躍に半信半疑な自分がいました。
蓋を開けてみたらこの1か月は大車輪の活躍。
登板数は多いものの、防御率は1.50 whipは1.08と高水準。
特に左投手のスプリットは珍しく、MLBのバッターも苦戦している様子が見られます。
松井裕樹で1番印象に残ってるのがこの写真。

Chef Yukiとして様々なバッターを調理してく姿はまさにNPB時代のピッチングそのもの。怪我無く1年間乗り越えてほしいです。

4.本当の誤算

嬉しい誤算もあったら想定外の出来事も起こりました。
それは我らが大大大エースダルビッシュの勝ち星なしと15日IL入りです。
日本時間4/9のカブス戦では制球に苦しみ3回4失点で降板。審判との相性もあったかとは思いますが、いつもは空振りが取れる球で空振りが取れない、ボールになることが目立ち早々に交代してしまいます。
次のドジャース戦は開始順延後のマウンドで難しい部分もあったかとは思いますが5回3失点。特にオオタニサンへのカッターが印象的でした。

https://x.com/PitchingNinja/status/1779663470792757672

しかし、数日後に首のハリで故障者リスト入り。
パドレスファンの方のSNSを見る限り、カブス戦あたりから首に何かしらを貼ってたというツイートも見たのでそのあたりからおかしかったのかもしれません。
しかも今年は打線と噛み合わず一つも勝ててないため早急な復帰が望まれます。日米通算200勝も間近に迫ってますし本当に軽傷であることを祈るばかりです。。。。
ダルビッシュがいない間はまたリリーフの負担が増えそうなんで踏ん張りどころですね。


もう1人の誤算はザンダーボガーツ


今年からキムハソンがショートに座るということでセカンドにコンバートされました。
韓国シリーズでは9打数4安打と好調だったものの、アメリカに戻ってからは不調続き。
リードオフ関係なしにこの成績はまずいですね。(いっとき打率1割台だったので少しは持ち直していますが)

ボガーツ自身もこの不調の原因は奇妙なものだというように、怪我でもなくこの状況なのがかなり深刻です。
去年大型契約で引っ張ってきている分最初の数年間はフル稼働してもらわないと本当にキツイのですが。。。。。彼は復調のきっかけを見つけられるでしょうか。


5.印象的だった試合

最後に今年印象に残った試合を紹介します。
前述したようにダルビッシュが打ち込まれた4/9のカブス戦。

ダルビッシュ、そして2番手のアビラ(現ガーディアンズ)が計8失点で敗戦濃厚も6回にクロネンワースのホームランから打線が繋がり一挙7点。
そして8回裏にスーパースター、フェルナンドタティスJrの勝ち越しツーランで最後はストレートゴリ押しマンこと元阪神ロベルトスアレスが締め勝利。
去年までとは一味違うぞ!という試合を見せてくれました。



6.終わりに

というわけでなんやかんやでよく5割付近で持ち堪えてる我らがパドレスさん。とはいえシーズンはまだまだ長いのでここからどうなるのか温かい目で見守りたいと思います。
ご覧いただきありがとうございました。


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