コーチングとは
あなたは人生において本当に成し遂げたいことをやっていますか?コーチングとは本当に自分が成し遂げたいことを明確化し自分のパフォーマンスを最大化させる技術です。
海外ではキャリアコーチやライフコーチなど人生においてコーチをつけることが当たり前になっています。
既に日本でも上場企業や勢いのあるベンチャー企業ではコーチングを導入しているところも増えてきました。
これからの将来日本でも確実にコーチング人口は増えると言われています。
ではなぜコーチングが必要なのか解説していきます。
1.【ゴール設定】
コーチングにおいて一番大事だと言われているのがゴール設定です。
ゴールを決めないことには何も始まりません。しかし、闇雲にゴールを決めてもダメです。
ゴール設定のポイント
①したいこと(want to)である
②複数設定する
③現状の外にある
①したいこと(want to)である。
人はやりたくもないことよりやりたいことをやった方が輝くことができます。今の仕事がしたいことではなく、やらなければいけないこと(have to)をしていませんか?本当にあなたがやりたいことは何ですか?そこに対してゴールを決めていきます。
②複数設定する
ゴールは一つではないといけないという決まりはありません。複数ゴールを設定することで今まで自分が気づけなかったことが気づくようになります。人生において8つの分類に分けてゴールを設定するとより明確になります。
上記のバランスホイールのように「仕事」「趣味」「ファイナンス」「健康」「家族」「学習」「社会貢献」「人間関係」の8つに分てそれぞれのゴール設定をしていきます。
③現状の外側にある
現状の自分には想像出来ない高い目標だが、達成した自分の姿が想像できる。このような目標設定をしていきましょう。想像できない目標を決めることで今のままでは無理だ。という思考になります。だからこそ現状から変化することができるのです。現状の中にゴールを決めてしまうと変化するレベルが低くなります。
現状が居心地の良い場所(コンフォートゾーン)になっているとゴールを設定しても現状に戻ろうとする力(ホメオスタシス)が働きます。現状ではなくゴールにコンフォートゾーンをおくことが重要です。
2.【コンフォートゾーン】
コンフォートゾーンとは居心地の良い場所のことを指します。
人間は居心地の良い環境に居ようとする特徴があります。現状の方が居心地がいいなと感じたらせっかくゴールを決めたとしてもコンフォートゾーンに戻ろうとするのです。
では現状に戻らなくする為にどうしたら良いか。
ゴールにコンフォートゾーンを移せば良いのです。ゴールの方が自分にとって居心地が良いと考えるのです。
ゴールにいる自分だったら今どのような行動をするか。ゴールから見たときに現状の自分はどうなのか。を常に意識していくとゴールにいる自分が当たり前になり現状の自分でいる方が違和感に感じるようになります。
現状をずらしコンフォートゾーンを変えることで今まで盲点で見えなかったことが見えるようになってきます。
3.【スコトーマとRAS】
スコトーマとは心理的盲点のことです。自分にとって重要ではないと遮断された情報が、盲点のように見えなくなります。今いる現状の世界以外の世界は全てスコトーマになります。
RASとはReticular Activating Systemの頭文字をとった略語です。日本語では網様体賦活系と言われています。
脳には自分にとって重要なものは通し、そうでないものは遮断するフィルターの機能が備わっています。RASが必要ではないと判断した情報は記憶に残らないのです。
このスコトーマとRASは相互関係にあります。
今までやらなかった行動をすることでスコトーマが外れ、RASが発火し今まで必要ではないと思っていた情報が入ってくるようになるのです。
スコトーマとRASが発火する例として例えば、普段よく行くショッピングモールがあるとします。
いつもはお洒落な服屋さんや雑貨屋さんに行っていたのが、最近ジムでトレーニングを始めました。普段は意識していなかったのでショッピングモールにスポーツショップがあることなんて眼中になかったのが、自分がトレーニングを始めたことをきっかけに気づくようになるのです。
これが自分の必要な情報とそうではない情報を脳が勝手に区別しているということです。
4.【エフィカシー】
エフィカシー(自己効力感)とは、ある状況において自分がどれだけの能力を発揮できるのかを評価することです。自分に自信があるという意味の自己肯定感とは違い、ゴールに向かった時に結果を出せると信じることであり「自分はできる!」と思えることが「エフィカシー」です。
エフィカシーが人の能力を左右すると言われる程重要になります。
エフィカシーの能力が低い人と高い人が存在します。低い人の特徴は「自分には無理」「できる訳がない」という感情が占めていて、自分のできることを自ら狭めてしまいます。
逆に高い人は「自分ならできる」「絶対達成できる」という感情が大半で自分に対する自信があります。根拠のない自信をもっている人もエフィカシーが高いのです。自分自身で自分の能力に気づき可能性を広げることができるのです。
ゴール達成をするためにはエフィカシーを高めることがとても大事になります。エフィカシーが高めていくにはセルフトークが大事になります。
5.【セルフトーク】
エフィカシーを高める為にとても重要になるのがセルフトークです。
自分が発した言葉で自分がつくられます。「言葉が人生を決定する」と言われる程言葉の力は大きいのです。
日頃からネガティブセルフトークを言う人はネガティブな行動しかできないように脳が無意識的に動いてしまうのです。
逆にポジティブセルフトークを言っている人はポジティブな行動をするように脳が無意識的に動きます。
良くも悪くもセルフトーク次第で脳は動くのです。
常日頃からネガティブセルフトークを使うのではなく、ポジティブセルフトークを使うように意識するだけでエフィカシーが高まりゴールに近づくことができるのです。