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令和7年度 名古屋大学 情報学部 自然情報学科 編入合格体験記〜理転編入浪人〜

初めまして。ryoと申します。誰かの役に立てたら良いなと思って編入合格体験記を残しておきます。(いつも読む側だった自分がまさか合格体験記を書く側になるとは…)

目次


プロフィール

・出身校:某MARCH 文系情報学部3年
・文系(高校数学の被害者・大学受験は国英社)
・TOEIC875

お気づきかと思いますが、名大情報(とりわけ自然情報学科)は数学が課される理系向けの編入です。そのため私は所謂“理転編入”ってやつでした。
さらに、3年次編入なのに受験時点で既に大学3年生…所謂“編入浪人”ってやつでした。
つまり“理転編入浪人”というよくわからない、編入界隈でもかなりレアな例なのであまり参考にしないでください。

受験の経緯と併願校

全ては文系学生なのに計算機科学(情報科学)に興味を持ってしまったのが始まりです。中でも古典計算及び量子計算の理論にハマり、名大自然情報のカリキュラムと教授陣が最高すぎることに気づいてしまったのでこの編入に挑みました。
そして実は前年度(令和6年度)の同試験も受けていました。結果は面接落ち…しかもそれが追加合格候補者としての不合格となりました。この悔しすぎる結果故に令和7年度試験でリベンジしたいと思ったわけです。
併願校は「筑波大学情報学群情報メディア創成学類」の3年次編入試験です。不合格でしたが。
(理転の編入戦略についてはまた別記事で書こうかな)

勉強法・使用した参考書

とりあえず前提として、名大情報編入に関しては編入予備校(?)みたいなのはいらないと思います。また、できたら筑波情報編入も併願しましょう。

以下受験科目ごとに使用した参考書↓
・数学:編入数学徹底研究、編入数学過去問特訓
   ユウコ先生の動画、極めるシリーズ微積
・小論文:特になし
・面接:特になし
・TOEIC:多分定番のやつ

ということで数学だけ補足します。
あくまで上記は名大情報編入の対策で役に立ったものを挙げましたが、文系で数弱な私はそれ以外にも色んな勉強をしました。
そしてその勉強のゴールとしてたのは名大情報編入…ではなく筑波情報編入でした。というのも、名大情報の数学より筑波情報の数学の方が難しい(と思う)ので筑波対策しておくと余裕が出てきます。だから筑波情報編入の併願をオススメするわけです。(ただ、C言語の試験もついてくるのでご注意を)

また、名大情報編入は多少ながら傾向みたいなものがあって、微積が大学受験数学っぽかったり…線形は対角化とマルコフ連鎖がよく出たり…その辺は自分で過去問を入手して研究してみると良いと思います。
ちなみに過去問は名大情報編入における“理転編入”の先駆者:鳥貴士さんによる合格マニュアルで入手するのが無難でしょう。

軽く数学の勉強法を書くと、
徹底研究で微積と線形を網羅→極めるシリーズで微積の足りない所をカバー→過去問特訓B問題まで演習→過去問周回。
また、同時並行で編入数学界の女神こと高橋ユウコ先生の解説動画を見まくってました。名大や筑波で出そうな問題を抽出して、何度も見てユウコ先生の解答を真似て再現できるようにする…なんだかんだこの勉強が当日に1番活きたと思います。
ユウコ先生には感謝してもしきれません!ありがとうございました!


当日試験(筆記)

試験は1日目に小論文と数学の筆記試験。
2日目に筆記合格者のみで面接となります。

まず筆記試験について、
これは同試験を2回も受けた経験から言えることですが…
・数学捨ててTOEICと小論文でゴリ押し戦法
・数学頑張る戦法
の2つの突破法がある気がします。

なぜなら1回目の受験は
TOEIC:875、数学:2割、小論文:7割
2回目の受験は
TOEIC:875、数学:7割、小論文:5割
くらいで筆記通った気がするからです。
(開示してないのであくまで推測ですが…)

まぁ全部頑張るに越したことはありません(笑)
ただ、どちらにしても安心材料となったのは高めのTOEICの点数だったと思うのでTOEICもできるだけ頑張りましょう。

というわけでサクッと当日の実況↓
筆記はスーツと私服半々くらいやな→小論文ちょっと傾向変わっててビビる→でもテーマは案の定AI関係で書きやす→ネーミングセンス問われる問題やめて→数学はやはり去年から大問2問なのか→去年と違って解ける…解けるぞ!→あ〜これ解けるのユウコ先生のおかげだ…ありがたや→なんとか全部書けた。

当日試験(面接)


次は面接について、筆記の合格発表は翌日朝10時頃だったと思います。筆記通ったらスーツを着て向かいましょう。

またしても2回受けた経験から言えることですが、
名大情報編入…面接が1番大事だと思います。
なぜなら、1回目の受験は数学壊滅的だったのに面接で挽回?できたのか追加合格候補になれて、2回目の受験は1回目の失敗を教訓に面接対策したらちゃんと受かったからです。

書き始めると長くなりそうなのでここは簡潔に秘訣を箇条書き↓
・聞かれることは筆記の出来+志望理由書の内容+追加の質問
・所属したい研究室の教授の著書があれば読んでおく。
・そして読んだ本や論文があれば筆者まで覚えておく。

志望理由書や実際に聞かれることは他の方の体験記をご参考ください(あまり覚えてないので…)。
面接終わって自分の話した内容をちゃんと振り返れたら自信を持って良いと思います。自分でも何話してたか分からんって人は心配しましょう。
(合格と不合格を両方体験したものは語る)

まとめ

ということで名大情報編入体験記でした。理転編入浪人の体験記が需要あるのかわかりませんが誰かのお役に立てれば幸いです。
もし、もっと筆記(面接)について教えて!とかあればスタプラにメッセージしてくれればアドバイスできます。(下のスタプラQRコードより)

スタプラはぜひやりましょう。運が良ければ一緒に編入を志す仲間ができます。


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