誕生日に歳を取る。ことを勘違いする娘。の件。
今月は娘の誕生月である、今月誕生日だよね、などと話をしていると、「今日はMちゃんの誕生日だったよ」と娘が言うので「あれ?Mちゃんの誕生日って明日じゃなかったっけ?」と聞き返すと「だってパパ、生まれた日の一日前に歳を取るって言ったじゃん。だから4月1日生まれの子までが同じ学年なんでしょ」と言ってきた。
確かに、以前なぜ4月1日生まれの子が学年で一番誕生日が遅いのかを説明した際に「法律上は誕生日の前日に年齢が上がるんだよ」と言ったことがある。子供ながらよく覚えているなあと感心したものだが、間違ったように覚えてはいけないので、ちゃんと生まれた日が誕生日なのだよと教えておいた。
しかしわが娘は納得がいかないらしく、なぜなぜと聞いてくる。仕方ないのでGoogleで調べてみる。
日本は「年齢計賛に関する法律」により「1年間」という期間の満了日は暦上、起算日に応答する日の前日に満了することになる、ようだ。
という事は、例えば4月1日生まれの人は前日の3月31日が終わった瞬間に歳を取るのかと推察してみると、まさしくその通りで「午後12時」に歳を取ることになるらしい。
なるほど・・・・と思い娘を呼び「確かに(法律的には)前日に年齢が上がるんだけど、上がるのがその日が終わった瞬間なんだよね。だから「年齢が1個上がった!」って思った瞬間にはもう誕生日当日になっているんだよ。そしたら○○(娘の名前)ちゃんが他のお友達に「誕生日おめでとう」って言ってあげられるのは誕生日当日でしょ?だから、おめでとうは誕生日当日でいいんだよ」と教えておいた。
理解をしてくれたかどうかはわからないが「フーン」と言っていた。娘がちゃんとお友達の誕生日当日に「おめでとう」と言っていることを祈るばかりである。
このように法律にはわかりにくい部分も多い。成人年齢が18歳になったが、競馬や喫煙などは20歳になってからである。もし自分が今高校生とかだったら勘違いしてしまいそうだが、現役高校生さんはどうなのだろうか。
そういえば、昨年韓国では年齢の数え方が変更され、いわゆる「数え年」が廃止された。これまで韓国で使用されていた「数え年」(誕生日に関係なく1月1日に一斉に歳を取る考え方)や「年年齢」(韓国の新学期は3月開始で、それを基準とした考え方)は複雑でわかりにくいという理由だで変更されたものだ。
日本も「9月新学期」制度に変更するなどの議論もあることだし、誕生日に関する考え方も変更してもいいのではないかと思う。私の時代は「4月2日生まれ」の人が多かった。これはおそらく、4月1日生まれだった子が「一学年前に行くのはかわいそう」という理由で出生届を「4月2日」で提出した結果だと思う。気持ち的にも「3月31日生まれ」ならあきらめがつくが「、4月1日生まれ」だと「同月だしまあちょっとずらすくらいいいだろう」となったのだろう。
と、いうわけで、世間のちびっこの皆さん、生まれた日に誕生日で問題はありません。法律的にも年齢1コ上がった瞬間には誕生日当日なので。
今日はここまで。
引き続き、どうぞよろしく!