アメリカの住宅ローン金利も半端じゃないってよ。って件。
前回でアメリカのキャッシュ(もしくは類似商品)の運用金利について書いたが、では貸出金利はどうなっているのだろうか。
今回ははアメリカの住宅ローンを参考にして日本と比較したいと思う。
ちなみにアメリカは10年固定金利でローンを組む人が主流である。現在10年金利で住宅ローンを組むと約7%程度の利率が多いようだ。
7%!である。日本と比べれば驚くほど高い。ちなみに現在の日本の住宅ローン金利(10年固定金利)は最安で1%程度である。その差なんと約7倍である。
現在住宅ローンを利用している人で、仮に貸出金利が7%になったとしたら結構多くの人が家を手放さなくてはいけないのではないか?
仮に5000万円を35年ローンで借りた場合、1%では月々約14万だが、これが7%になると月々約31万円になる。なんと倍以上の支払いが発生するのである。
恐ろしい話である。まあ、実際に日本の住宅ローン金利が7%になる可能性は低いだろうが、アメリカはそのレベルが当たり前でローンを組んでいるのである。
最近海外旅行で「ちょっとしたランチでも1万円かかった」なんて話をよくTVで観たりするのだが、そりゃアメリカで生活するにはお金かかるよね、と思ってしまう。
円安是正のために日銀は利上げを、という世論が増えてはいるのだが、多少上げただけでは到底アメリカの金利には追い付けない。
とすると、円安は当分続いていくという予想が立つ。
いや、当分ではなく、今後ずっとなのではないかという恐怖感すらある。
輸入品の価格がどんどん上がり、材料費や燃料費の高騰により日本製品の価格も上がり、人々は物が買えなくなりどんどん貧しくなっていく・・・。
昭和の高度経済成長期の貯金を、とうとう日本は食いつぶした。
そんな暗いイメージしかできない最近の我が国の経済情勢である。
今日はここまで。
引き続き、どうぞよろしく!
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