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KORG Collection - TRITONとDigital PerformerによるHip Hop トラックの制作

じょじょに執筆中です。

1999年に発売されたKORGのTRITONは、その即戦力のサウンドによって、当時の音楽シーンを席巻しました。最初から入っている音色の段階でも、かなりの雰囲気が出ます。今回は、ソフトシンセ版のTRITONの音を使ってトラックを作ってみたいと思います。ラップのトラックを自作したい方などにも参考になるかもしれません。

ドラムトラックの作成

TRITONのプログラムモードでHipHop Kitを選び、アルペジエーターをオンにします。

左下にあるARPのところをクリックします。


トラックにノートを書きこんで発音させますが、TRITONのアルペジエーターの設定ではKEY SYNC以外はオフにしておきます。

これだけでもうHip Hopみたいな世界になります。

ピアノロールを使ってマイナースケールを把握

ピアノの白い鍵盤でラシドレミファソラを弾くと、Aマイナースケールになります。これはAから始まるラシドレミファソラを弾いたという意味です。では、それをピアノロールに書きこんで、全体を選択してから最初の音がCになるように平行移動してみると、Cから始まるラシドレミファソラを弾いたという感じになります。この時、これらの音の選び方をCマイナースケールと呼びます。

Aの音がCになるように全体的に上に移動してみます。

つまり、ラシドレミファソラの間隔を保ったままでズラすことで、他のマイナースケールが作れる(どの音から成り立っているのかが分かる)というわけです。もちろんAマイナースケールで作ってもいいですが、このように他のスケールを作る知識があれば、全体的な音の高さを最初から自分好みに設定して作れるようになります(もちろん、作ってからDAWの機能で変えることもできますが)。また、今回は触れませんが、メジャースケールもこの考え方で導き出す事ができます(ドレミファソラシドをズラしていきます)。

では、今回はこのCマイナースケールで曲を作っていきたいと思います。
ピアノロールと見比べてみると、1オクターブ分はこの様になる事がわかるでしょう。曲の中でこれらの音が(主に)使えるみたいな感じです。

コードを考えてみる

左のCの音を基本にして、そこから右の音をいくつか加える様にするといいと思います。では、ピアノやエレピなど、何か鍵盤楽器を追加して、コードを入れてみます。

音色はVintage EPです。

ベースを入れる

ベースの音も、Cの音を意識しながら入れていくとよいでしょう。

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