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LogicからMIDIファイルを書き出してMuseScoreにパート別に読み込む方法

LogicからMIDIファイルを書き出し、MuseScore3に読み込んでバンドスコアのようなものを作ろうとすると、各トラックがまとまってしまうようなので、もう少しいい感じにする方法です。
(※個人的に試してみた結果なので、他にもやり方はあるかもしれないです。)

このように3つのトラックがある簡単な曲(曲は適当です)をMIDIファイルに書き出して、MuseScoreに読み込んでみることにします。

まず、そのままMIDIファイルで書き出してMuseScoreで読み込んでみると、このようになります。

読み込む際に表示される、MIDIインポートパネル。チャンネルが全部1になっています。

ピアノとベースがまとまっていて、ドラムもヘ音記号が入った普通の楽譜での表記になっています。

では、もう少し適切に表示されるように、Logicの方で修正を入れます。Logicの各トラックの音をイベントリストで見て、それぞれのトラックの最初の音のチャンネル(Chの欄)をとりあえず変えます。最初のトラックは1(そのまま)、次のトラックは2、など。ドラムのトラックは10にすると良いでしょう。数字をドラッグして上下に動かしても変わります。

2番目のトラック(ベース)の音。最初の音のChだけを2にしています。
ドラムのトラック。最初の音のChを10にしています。


書き換えたあと、あらためてLogicからMIDIファイルを書き出してMuseScoreに読み込むと、各トラックは別々のチャンネルに割り当てられるので、別々の楽器が指定できるようになります。Logicで、あるトラックの最初の音のチャンネルが2なら、MuseScoreではそのトラックはチャンネル2だと認識される、みたいな感じです。

MuseScoreに読み込む時に、チャンネルが分かれていることが確認できます。ドラムは10チャネルになっています。

MuseScoreで読み込むと、チャンネル10にしたトラックは、MuseScoreの方では自動的にドラムの楽譜の表記になります。(GM音源で10チャンネルはドラムだったのでそのせいだと思います)。

MuseScoreに読み込んだ直後。それぞれのトラックが別々なパートとして認識されています。

あとは各パート名をダブルクリックすれば、楽器やパート名の表記などを変えることができます。

かなり進化しました。

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ねこ伯爵
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