NEWLOCAL 2023 を振り返って
NEWLOCALでは株主やサポーターの方に向けて不定期でNewsletterを出しています。NEWLOCALって具体的に何やってるの?と聞かれることが多いので、一部を抜粋して公開したいと思います。
株主・サポーターの皆様
皆様、今年も大変お世話になりありがとうございました。
12月は1年の終わりでありNEWLOCALにとっては半期が終わる月でもあります。 このタイミングで2023年を振り返ってみたいと思います。
今年は資金調達と野沢温泉・男鹿の立ち上げの年でした。 素晴らしい株主やサポーターの方に恵まれ、おかげさまでそれぞれの地域で立ち上げの目処をつけることができました。同時に両地域の共創モデルが一定の成果を生み出しつつある実感を得ることができました。NEWLOCAL本体および各地域でのチームづくりも進み多様性のあるチームができつつあります。
地域事業
野沢温泉:野沢温泉企画
Music Bar GURUGURU:1月開業でスノーシーズンは観光客、グリーンシーズンは地元の方に愛される店になってきました。来年はさらに食メニューなどを充実していきます。
野沢温泉ロッヂ:8月より運営を引き取り、12月からは新館も営業を開始。冬季はほぼ満室で予約が入っています。今後、グリーンシーズンの付加価値提供や会社の研修利用などを進めます。
旧白樺:観光庁 高付加価値化事業に採択され、日本政策金融公庫、八十二銀行からの融資を確保、3億円の初期投資予算の調達が完了しました。24年12月に開業予定です。
社員寮:旧民宿を借り、社員用の寮として活用を11月より開始しました。移住者の受け入れが可能になることで野沢温泉企画の採用力が高まりました。
男鹿:男鹿まち企画
3月に稲とアガベと合弁で男鹿まち企画を設立しました。
助成金:観光庁 高付加価値化事業に役場・地域企業を巻き込み応募。1期、2期は不採択となるも3期で無事採択されました。これにより地域企業・役場と強い結束とモメンタムが生まれました。男鹿駅前を注力エリアとして観光客・観光人口の受け皿となる施設をつくります。
ホテル(旧港湾会館):旧港湾労働者会館をリノベーションし、16室のホステルにします。現在男鹿駅前にはホテルがないため半島周遊の拠点とします。来年秋-冬開業予定です。
蒸留所(旧鉄工所):旧鉄工所をリノベーションし、酒粕を使ったジンの蒸留所・バー・ショップ・イベントスペースにします。酒・食の関係人口を呼び込む拠点になります。来年秋-冬開業予定です。
その他エリア
御代田:プロトタイプ敷地の開発開始目処がつきそうで来年は御代田での事業も具体的に動きます。
伊豆:伊豆高原の旧保養所を改修し、11室のホテルコンドミニアムにリノベーションするTIMELESS COURT IZUを発表しました。NEWLOCALは企画・PMを担当しています。
新地域:今年は33箇所、130日間の出張をしました(積丹、洞爺、小樽、東川、秋田、男鹿、酒田、鶴岡、新潟、燕三条、富山、御代田、野沢温泉、佐久、黒磯、鹿島、水戸、伊豆、与謝野、愛媛、新富町、今治、上勝、神山、直島、宇和島、唐津、日置、甑島、鹿児島、枕崎、阿久根、屋久島、NY)。来年は新地域で事業を開始します。
コーポレート
調達:デット・エクイティー・助成金を合わせてNEWLOCALグループ全体で5億円の調達を実現しました。NEWLOCALのシードラウンドは素晴らしい株主陣に入っていただき様々な支援をいただいております((1st close、2nd close)。
採用:リファラルやWantedly、Smout、チイキズカンなどの媒体を通じ200名以上の応募をいただきました。NEWLOCALは5名、野沢温泉企画は12名のチームになりました。年齢・性別・国籍でダイバーシティのあるチームができつつあります。野沢温泉では移住者も増えて寮を借りました。NEWLOCALファミリー全体としての組織文化づくりを行なっていきます。
イベント:「濃く・熱く・本質的なコミュニティーづくり」を目的に、わたまちサミット@男鹿(3/13)、NEWLOCAL Event (6/17)、食卓会議@野沢温泉(8/31)、NEWLOCAL Event (10/31)、わたまちサミット@野沢温泉(11/10) を主催。東京と各地域で様々なプレイヤーを巻き込んだうねりが生まれ始めました。
メディア:Forbes Japan, Potluck Magazine, ZEBRAS NEWS、greenz、BRUTUS、長野朝日放送 などの媒体に活動を取り上げていただく機会が増えました。
来年はさらに仲間が増え、より一層充実した1年にしていきたいと思います。皆様、来年もよろしくお願いいたします。
皆様にとって来年が実り多き年になりますよう。
「地域からハッピーシナリオを共に」
2023/12/27 石田遼