ブレインメンタル強化大全


令和3年8月15日、精神科医樺沢紫苑先生の著書
   ブレインメンタル強化大全
を読み終えた。

 私が読み終えた樺沢先生の〇〇大全シリーズも、インプット・アウトプットに引き続き3冊目となった。

 本書では、よりよく生きるため、
    睡眠・運動・食事・禁煙・節酒・ストレス解消
について、科学的な根拠をもとにした樺沢先生の考えを述べている。

 これらの項目に注意して生活をすれば、健康で効率の良い人生を送ることができるのだろうと感じた。
 ここでは、メインの睡眠・運動・食事について本当に簡単にのみ記載することとする。

1 睡眠
 日本人は、睡眠に関してさまざまな問題を抱えており、睡眠時間・質がかなり低いことが述べられており、自分自身にも思い当たるところが多々認められた。
 睡眠不足は、うつ病等のメンタル病や寿命にも悪影響を与えている。
 本書では、必要な睡眠時間は7時間以上とされている。
 寝すぎも寝なすぎもよくない中で、一番良いとされているのがこの時間との研究結果が出ているとのこと。
 また、日中の集中力低下には、30分の仮眠が有効であり、30分以上は過剰になってしまうとのこと。
 入浴は、睡眠の90分前に40度の湯船につかると効果的で、睡眠2時間前は、スマホや興奮系娯楽はやめること等が効果的
 コーヒーは体によいが、一日数杯程度までとし、摂取は14時までとする。(それ以降になると体がカフェインをうまく分解できない)

2 運動
 朝運動が効果的
 朝に5分から15分程度の散歩をすることで健康が維持されやすくなる
 散歩は早歩きくらいのペースが理想的で、朝から心臓に負担をかけるのは逆効果になってしまう。
 運動ができない場合は自宅内でストレッチをしながら朝日を浴びることが大事
 また、有酸素運動のほか無酸素運動をすることによって、脳内物質が分泌され、若々しさを維持することができる。
 

3 食事
 青魚や野菜は体に良い。
 逆に赤身や肉類は、過剰に摂取することで認知機能の低下につながる恐れがあるため、分量を守り、適量を摂取するよう心掛ける。
 朝におすすめの食材はバナナ
 コメは玄米かキヌアにすることが効果的
 脳が疲れたときは甘い食べものが食べたくなるが、過剰には摂取しないことできれば、カカオ率が高い苦いチョコレートをすこしだけ、もしくはナッツを30グラムくらい食べるのが良い。

4 最後に
 本書のなかに心に残った文を紹介します。

靴のセールスマン
 ある男性2名が靴を売るため、外国に渡った。
 その国では、靴を履いている人がおらず、それを見て、
 「みんな靴を履いていないから靴なんて売れるはずがない」
と言ったセールスマンと
 「誰も靴を履いていないなんてここは天国のような市場だ」
と言ったセールスマンがいたそうです。
 私は以前この話を聞いたことがあり、その時は、後者のセールスマンはなんてポジティブで良いんだと思いました。
 しかし、本書では、この後者のセールスマンは自己啓発本のポジティブシンキングと話していました。
 科学的なポジティブシンキングとは、無理にチャンスと考えるのではなく、しっかりと事実を見て判断することで、感情的にならず、冷静にその場を判断して物事を良い方向にもっていくことであるとしていました。
 無理なポジティブシンキングはつらいだけ、これからは物事をしっかりと先まで見据え、冷静な行動に努めたいと感じた。

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