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音楽からの刺繍

ブランド名Ryme et Flow.の「ライム」と「フロウ」
どちらもヒップホップの言葉です。

「ライム」は韻、「フロウ」は旋律。

韻を踏むようなアクセサリーと、
旋律を辿るようなレッスン、
の意味を込めて名付けました。

ヒップホップだけではなく
音楽は広いジャンルで好きです。
刺繍を習い始めるまでの10年ほど、
音楽制作、トラックメイクをしていました。

10代の頃からレコードを集め、
DJをするだけでなくサンプラーを触りたい
と思って入手したAKAIのMPC2500。
それ一つでは曲作りできないことに気づき
logicを導入してDTM環境を作りました。

エレクトロニカのトラックをSoundCloudにアップ、
お声掛けいただいたレーベルのコンピレーションに参加したり
CM音楽、商業イルミネーションBGMなど色々リリースさせていただきました。

良いものができるまでの長い孤独な道のり
難しさ、悔しさは数えきれず。
その反面、
作ったものが自分の手を離れ、誰かの彩りになった時
その様子が堪らなく嬉しかったです。

いま刺繍作品を作っていて
その感覚は驚くほど同じまま持ってきています。
地道な技術の練習、材料を揃えて
たくさん図案を書いて作り、最終仕上げも怠らず。

そして何より、作品を世に出す度胸。
その精神性は音楽制作で培われたのだと
今になって思います。

そして音楽の繋がりで、今も仲良くしてくれる
沢山の仲間もできました。
それも大きな宝です。

音楽畑出身の刺繍家
これからも、その名に恥じず作っていこうと思います。

レコードをスクラッチするブローチ。
音楽モチーフは頻繁に作ります。


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