お前であれ
私は最近、座右の銘が変わりました。
今までは「明日は明日の風が吹く」だったのですが、それが「お前であれ」になりました。
これは、『シング・ストリート 未来へのうた』(2016年/アイルランド/ジョン・カーニー監督)という映画に出てくるセリフです。
家庭環境の影響で荒れた高校に転入した14歳の男の子が、音楽を通して自己を確立し、自信がなさそうな子どもから、自分のスタイルを持った青年へと成長していく物語。
みんなが彼のスタイルをせせら笑う中、同級生に向かって掛けた言葉です。
人がどう思おうと関係ない。
そこには自分の思いがある。
「お前であれ」
いい言葉です。
私はときどき役割を考えてしまう人です。
企業の広報として、こんな格好はダメだろうとか、
お母さんなんだからお母さんらしく振舞おうとか、
40歳なんだからこんなものは着ないだろうとか・・・
それで物事がスムーズに進むのなら、自分にとってもメリットなのでいいだろうと思う一方、
本当は違う!という気持ちを捨てきれない、そんな人です。
しかしティール組織でいうところの「ホールネス(全体性)」がこれからの生き方に重要だと考えるとき、「お前であれ」という言葉が頭をよぎるようになりました。
すぐには難しいですが、今年はこの言葉をテーマに、自分なりの「いい仕事」をしたいと思います。