
公認心理師 わたしの勉強法①
1 自己紹介
今年9月の第4回公認心理師試験にGルート(現任者)で合格しました。
42歳、2児の子育て中、フルタイム勤務(中学校教員)の私の勉強法が、少しでも参考になれば嬉しいです。
2 勉強スタート〜準備期〜
去年の12月にオンラインで現任者講習会を受講。前知識がなさすぎ&動画が単調で眠くなり、ほとんど内容は残らず。
ただ、自分が特に苦手な、というか未知の分野がどこなのかがわかりました。
私の場合、司法・犯罪、福祉、統計、心理検査。この中で統計は捨てました。
年明けから3月までは、仕事が忙しく、4月は新年度が始まってバタバタしていて、勉強スタートは5月。本番まで約5か月。
5月、6月は、とりあえず出題内容の概要を知るために、大和書房『公認心理士 絶対合格 テキスト&問題集』(2,800円)を通勤時間に読み、苦手分野をノートにまとめたりしました。
一読目はザーッと、二周目は線を引いたり付箋を貼ったりしながら、とりあえず二読。
結論としては、あくまでも私の場合ですが、
「ノートにまとめる」は、労力と頑張った感はあっても、身にならない。
きれいにまとめるより、3読4読する方が身につく。
これは人によると思います。ノートにまとめるのが得意な人、字がきれいな人、書くのが速い人は、ノートにまとめるという王道の勉強法が生きるでしょう。でも私は、速く書くと字が汚い、腕が疲れる(鉛筆の持ち方が悪いのでしょう)、自分で書いたあまり美しないノートを見直す気がしない、という、ノートが向かない人でした。
これから受験本番まで、とにかく自分に向いた勉強法を探し続ける、というのが最も重要です。ノートにまとめたものの、そのノートをほとんど使おうとしない自分に気づき、7月以降、「きれいにまとめる」のはやめました。
3 自分に合った勉強法とは?
では、自分に合った勉強法とはどんな方法か。向いているかいないか、一番わかりやすいのは、眠くなるかならないか。眠くなるなら、それは向いていない勉強法なので、他のやり方を探しましょう。この切り替え(切り捨て)が大事だと思います。
そのうえで、以下2点、挙げておきます。
①目か耳か
まず、情報を目で見る(読む)方が残るか、耳から聞く方が残るか、考えてみるとよいでしょう。私の場合、目でした。ですから、最後まで、勉強の中心は、とにかく自分で読むこと。でも、耳から聞いた方が残るなら、動画視聴やテキストを読み上げてくれるCDがついている教材も有効でしょう。
②隙間時間の把握
仕事をしていれば、充分な勉強時間などそもそもありません。朝早く起きる、就寝時間を遅らせる、など、やるしかないときもありますが、健康第一。続かなければ意味がありません。
夜は眠くて効率が落ちるので、私の場合、朝30分~50分ぐらい早く起きて勉強しました。でも毎日は無理なので、週のうち3日くらいです。
あとはすき間時間。使えるすき間時間を把握しておくとよいと思います。私の場合、通勤時間、学校の授業と授業の合間の休み時間(5~10分)、自宅の最寄り駅についてから、保育園のお迎えリミットまでの時間、夕食準備中、お風呂の中でした。
隙間時間のメリットは、短すぎてあまり眠くならないこと(通勤時間は別)。でも、たとえ2~3分でもあれば、2~3分で覚えられることをやればよいのです。塵も積もれば山となる。
では次回は「本腰入れ期~隙間時間の活用~」について書きます。