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ムットーニからくりシアターⅡ 魅惑のムットーニ劇場
ムットーニ作品上映会って、何?
予備知識無しで、気になったので行ってみました。
ムットーニ(武藤政彦)さんは1956年横浜生まれ。
ほぼ同年代なんですね。
なるほど。
私も幼い頃からなんとなくジャズ音楽は少なくとも演歌より好きだった。
でも昭和の当時、静岡県伊豆ではラジオが入りにくくて、運が良ければ綺麗に聞ける程度・・・
ラジオでは流行の音楽以外はそう簡単に流れないし、
たまに「この曲、前から好きな曲!!」って思っても、流れる前に題名を言うのでもう手遅れでわからずじまい・・・
そんな音楽環境で、自分の一番好きな音楽が女性ボーカルのジャズや、ボサノヴァだと知ったのは、平成になってからでした。
選曲がめちゃ好み!
また、人形や舞台のデザインがとても素敵で、好きだなーと思いました。
からくりというけど、子供向けの作品とは違います。
お客さんで子供連れの方もいらっしゃったけど、子供にはどうなんだろ?
感性の優れたお子さんなら、多大な影響を受けるかもしれないけど、それが良く出るかどうかはちょっとわかりませんし、普通のお子さんなら怖いか、退屈か、かもしれませんね。
でも大人の中には、かなり好き!と言う人も多いかも。
ゆーったりした気持ちで、時間に余裕を持って、心を空にして作品の前に座ると、自分の中にある忘れた引き出しを随分あれこれと開けられたような気がしました。
ノスタルジックで、妙に面白い。
からくりの動きは全然奇抜ではなく、かすかな動き。
楽しい、ではなく、ちょっと怖さもあります。
興味のある方は、観てみる事をお勧めしますが、必ず楽しめるかどうかは、人それぞれという作品展かもしれません。
私は行ってみて良かったです。
観てから、映像や動き音楽全てが時々蘇り、咀嚼を繰り返しています。