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ASPT KOREA 2025 参戦録 【#110】

奥多摩へ

30代を超えからそれまでは好んで食べることのなかった鰻が好物になった。見かけるたびに最優先にオーダーするように。齢を重ねるごとに、確実に味覚は変わる。

成人の日。新年会を兼ねて、大学時代の友人ら7人くらいで集まり、奥多摩にテントサウナに出かけた。二子玉川でピックアップしてもらい、東京の深奥までドライブ。途中、有名な釜飯屋で鰻釜飯を食べる。

奥多摩・白丸villageのテントサウナ。自分で薪に火をつけて手入れをして、ロウリュをして、適当に水風呂に入ったり、湖にダイブするスタイル。放置プレイ。まあこれはこれでいい。

極寒とまではいかないまでも、肌寒いこの季節にどうして屋外でサウナ?でも仲間がいれば楽しい。三セットくらいサウナを繰り返す。途中、もちろん湖にダイブ。人の生存本能は無意識に埋め込まれていて、湖に飛び込んだ瞬間に帰巣本能がゼロイチでオンになって、判断を下す前に、岸に向けて全力の平泳をしていた。人体の機能はよくできていて、地上に上がった瞬間、身体はポカポカモードに。ガン決まる。ポカリが沁みる。

予定の時間の前に切り上げて、近くのスーパー銭湯に。祝日だからか、なかなかに混み合っていた。露天風呂は諦めて、室内の温泉でゆっくりと温まる。と同時に、湯船に積もる話に花を咲かせる。大学の友人らはそれぞれのフィールドに根を張って、それぞれ踏ん張りながら強く生きている。ゆるくでも、強く絆を定期的に深めておくことは大切だと思う。

この時期にサップは頭のネジが一つ外れていないと、なかなかに断行できないけど、誰一人欠けることなく、僕らは湖を漕ぎ出していく。

ファミリー世帯ではない組で帰宅前に、小作駅の焼肉屋で食べ放題を腹一杯に詰め込む。ワンオペでも配膳ロボットがいればオペレーションをぶん回せる。一番原初的なDXを客として体感する。人口減少、労働力不足。なんらかの不都合が発生したら、人はどうにかこうにか知恵を働かせて、課題を解決する。すごい。

『蟹工船』と『深夜特急』のマッシュアップ

仕事の割合として、相変わらずブックライティングもやっている一方、SNSの発信というかコンテンツ作成も増えてて。めちゃ感じるのは、媒体によって文体はもちろん文法さえもガラリと変わるということ。同じ文章を書くでも、中身が違いすぎるので、アンラーニングがまさに言うは易く行うは難し状態。そこにストレスを感じるというよりは、芸=武器の幅を広げるんだ、という思考の柔軟性をいつまでも持っていたいものだ。

GO三浦さんの新刊、2024にまとめた初稿から構成の方針転換。ほぼゼロイチで構成を作り直し。本はコンテンツというよりはプロダクトに近いから、妥協が生まれづらいのかもしれない。

『蟹工船』『深夜特急』を現代版にオマージュ、アップデートして、知られざるうちに、世界中のカジノで日銭を稼ぎ、生活しているポーカープレイヤーの様を小説で描けそう。希望が見えない国を飛び出し、己の直観的感覚と向こう見ずさだけで、未来を切り拓こうとする冒険譚、的な。

すべからくサッカー系のコンテンツを観ているのだけれど、最近群を抜いて面白かったのはサッカーキングの森本貴幸へのキャリアを深掘りしたディープインタビュー。森本といえば、自分が中学時代サッカー部だった時、高円宮杯で無双していた姿を覚えている。同年代とは思えない体躯で当時から話題を掻っ攫っていた。そこからJ1での最年少ゴール、カタルーニャへの移籍。ほとんど全ての動向をリアルタイムで観ていたからこそ、本人が語る、時代を駆け抜けた思い出が眩しすぎた。

Main Event Day1A

AM3に急激な腹痛に襲われて、2時間ほどトイレの住人に。なんとか治ることを願い、AM8に家を出発して成田空港へ。

結局スカイライナーが最適解な気がしてきた。快適。空港に着いて、謎に吉野家で唐揚げ定食を食べる。そしてルーティン通り、免税店でタバコを調達。PM12過ぎに仁川に出発。機内で『ダンジョン飯』と『らんま1/2』を観て過ごす。

仁川に着いてから、恐れていたよりも気温が低くないことに安心する。シャトルバスで常宿ベストウェスタンへ。何度泊まったか、数えきれない。その安心感。チェックインを済ませ、さっそくASPT会場へ。今回の大会はいつも以上に有名なポーカープレイヤーが勢揃いの印象。トナメも殺伐としており、いかにも辛そう。だからスキップしようかなと思ったが、手持ち無沙汰だったので、出ることに。

一度もアベレージを超えることがなかったけど、耐えのポーカーでインマネあと5人まで粘る。残9bbで6,6をプッシュ。リバーでガッと引かれてさようなら。Day1のギリギリで飛ぶのが毎度のことながら精神的に参る。

韓国初日ということで、親友のパトリックを幹事に、友達、スタッフ10人超でさながらパーティ。繰り出す時点で深夜12時だったので、いつもの如くみんなで雲西まで。

ギョプサルを回避して、韓国風上海料理の店に。前回の打ち上げで使ってから気に入ってる店。

たらふく飲み明かしてからカラオケに流れる。テキーラを何度か呷った時点でブラックアウトして、倒れ込む。AM6になんとか宿に戻って、気絶。

Main Event Day1C

酒を飲みすぎた後に発生する猛烈な塩分を欲する発作でカフェナインへ。

コンプでサンドウィッチと辛ラーメンのタダ飯をガジる。そのまま会場に行き、長見プロから頼まれていた物資を日本から届ける。

日本から50万円しか資金を持ち込んでいなかったので、前日にハイローラーを優勝してウォンが余ってそうだった御大にウォンを売ってもらう。メインイベントBはスキップして、ホテルで療養に努める。

PM6で定刻となったので、パラダイスへ。Main Event Day1Cにエントリー。リベンジマッチ、ファイ。バブルライン、潤沢なチップを保持。流石にDay2突破を確信していた。しかし、ポーカーとは無情なもの。

6,9sでBBからディフェンス。フロップ、6,6,10。UTGオープンのCBに3倍レイズ。すると、相手は間髪入れずにオールイン。それに自分もスナップ。出てきたのはA,10。一番いいところ。勝ちを確信。すると、リバーは想像の通り。相手がディープだったこともあり、一撃飛翔。あえなくバブバブ。このポットをとっていたら、Day2はFTを普通に目指せる位置だった…。放心状態。4方向くらいから同時に聞こえた「えぐー」というため息混じりの声。隣にじぇいそるさん、対面に長見。仲間たちに看取ってもらえただけ良しとしよう。一人きりだったら、誰にも見られないところで履いていたかもしれない。

全世界に向けて、ポーカーの地獄をこれでもかと凝縮した撮れ高を作ってしまった。続きはじぇいそるchで…。

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