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ポーカーを通じて“精神と時の部屋”に至る 【#28】

ある日の決断が、いつだって遠くの未来に繋がってる 10/10(mon.)

睡眠を10時間以上たっぷり取ってから、予定通りプールサイドで原稿を書き始める。

結局、朝から夜まで10時間ほどゴリゴリと書籍原稿のライティングに時間を充てる。その途中、じぇいそるさんがラスベガスから戻ってきた。買ってきてくれたKFCを食べる。原稿作業がひと段落して、夜の8時前からポーカー開始。

初手9,9がターンで刺さって相手のAAを破壊。幸先が良いかと思いきや、みるみるテーブルが辛くなっていき、4時間ほどプラマイゼロ付近を推移する。

結局、この環境に限らず、下のレートの要諦はマージナルなハンドで入らぬこと、なるべくコールを減らすこと、に煎じ詰められる気がする。惰性でこの習慣を続けると、ポストフロップでひたすら減らすことになる。一日を通じて大きなポット=勝負どころは、どうせ数回しかないのだから、その機に備えてしっかりと強いハンドで勝負する。減らさぬ最善策は参加せぬことに尽きる。

ようやく名前が呼ばれて、テーブル移動。早速、8,8でクアッズを引く。が、しかしせっかくオールインになったのに、このとき私はなぜショートだったのか…。が、このクアッズを境目に、ハンドが絡み始める。半分以上ポケットが刺さる。で、結局AM3までプレーして+$500でなんとかセッション終了。

本日のカジノ飯:ミートソーススパゲッティ。

ポーカーテーブルでアメリカ人と談笑しながら楽しくポーカーできていること、当たり前に思ってるけれども、そんなことはなくて。16歳の時にただならぬ決意を固めて、部活を諦め、一年必死にバイトして資金を貯めて、アメリカへ留学したから今がある。ある日の決断が、いつだって遠くの未来に繋がってる。

ポーカーの途中、タバコを吸っていたら、日本語を話せる白人男性が話しかけてきた。お互い喋れる第二言語の話になった。英語は10代の若い時期に身につけたから、たぶん一生忘れないけど、半年ケニアを離れただけで、知ってるはずのスワヒリ語が完全に吹き飛んでた…。スワヒリ語で「kidogo」は英語の「a little」なんだけど、これが出てこなくて、スペイン語で同じ意味の「un poquito」に頭が支配され、出てくるまでに一分かかったのであった…。

ポーカー中に一本Netflixのドキュメンタリー『リディームチーム: 王座奪還への道』を観た。この世にもうKobeがいないことを知っているからこそ、一つ一つのシーンに鳥肌が立ったのだった。

SNS時代に市場操縦の制御は可能なのだろうか 10/11(tue.)

キンキンに冷えたyoohooの糖分が脳内に染み渡る。

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