ポーカー奴隷
年が明け、年末を過ごしていたケニア沿岸部の田舎町・ディアニからナイロビへ戻ってきた。
また、淡々とポーカーを打ち続ける生活が再開したわけだ。
1ヶ月ほどの休息のあと、1ヶ月ほど集中的にオンラインでプレイ。また、ライブキャッシュへと戻ってきた。
ライブキャッシュを再開するにあたっては、以前まで打っていたレートを下げている。すると、当たり前だけれど、プレイヤーのレベルは下がるし、タフな局面もグッと少なくなることを大いに実感している。
基本的にはパッシブなプレイヤーが大半で、プリフロップもリンプがなんと多いことか。ぼくは基本的にリンプはしないで、自分でイニシアチブを握ることを基本方針としている。
もう本当に基本的なことなんだけれど、上記に加え、ポジションに応じたハンドレンジを厳守するだけで、このテーブルで負けることはほとんどない。
ポストフロップでもタフな局面は少ない。あくまでも肌感だけど、ぼくが主戦場にしてるナイロビのキャッシュゲームでは、「GTO(Game Theory Optimal)は薬より毒に近い」のではないか。よりプレイヤーに合わせたエクスプロイットにとにかく寄せた方がいい。
もちろん、なにをやってもどうにもならない、とことん下振れる日もある。ハンドが入らない、ハンドが絡まない、絡んでも超絶バッドビートに殺される。たとえば、昨日あったコレは相当なバッドビートの部類に入るだろう。
レートを下げてから、ある程度以上の時間を打ち続ければ、負けることがかなり減った。1日6時間以上打てば、負けるのは週に1度くらいのもの。1ヶ月単位で負け越すことはまずない。
ので、(少なくともいまのテーブル環境が変わらぬかぎり)コツコツと打っていけば、生活していくことには困らなさそうだ。
一方、中長期の視点で考えると、いちポーカープレイヤーとしては望ましい状況とも言いがたい。下記のツイートは首がもげそうになるくらい、いまのぼくの心境と合致するもので。
なので、今年のひとつの目標としては、ケニア国外に出て、ポーカー遠征に行くこと。状況が改善したり、ぼくのタイミングが合えば、もちろん最大の目標はWSOP。あくまでもコロナの状況がどう転ぶかにはよると思うけども。