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【Part10】フュージョンギターが必ず弾けるようになる 10のステップ【ソロの展開】

■はじめに

今回でこのシリーズも最終回。準備編を含めて全部で11本の記事を書き上げました。タイトルこそ「フュージョンギターが..」と銘打っていますが、音楽的にギターを弾いていく上で重要な事をフュージョンギターを通してまとめてみたつもりです。

最終回のPart10は今までのシリーズの総まとめ。
フュージョンギターソロのアプローチやアイデアなどを譜面付きで詳しく解説していきます。

■デモ演奏

緊急事態宣言が発令されたコロナ禍で撮った動画の中からこちらをピックアップ。
バックのコードはDm7一発です。

■アイデアやアプローチなど

▶︎0:05~

1,2小節
Dドリアン+b5(ブルーノート)を使用
リズムと音型でモチーフを展開
3,4小節
クロマチックを使用して少しの浮遊感を演出
終止はトライトーンで13th→P5着地(余韻)

▶︎0:13~

5,6小節
Dメロディックマイナー+b5(ブルーノート)を使用
インターバルのモチーフを展開
7音一塊のフレーズでスリップ感を演出
6小節目の4拍目はA7想定

7,8小節
スーパーインポーズ、E7想定でHWD(Half Whole Diminished)を使用

▶︎0:22~

9,10小節
9小節目は代理のFM7想定
3連符を混ぜつつスピード感を

11,12小節
バーチカルとホリゾンタルを意識したレガート下降
C majorトライアドとG majorトライアドを使用
12小節目も前の流れ(トライアド)を意識してBm7(b5)のアルペジオ

▶︎0:30~

13,14小節
5,6小節目で使用したような大きなインターバルと音型のモチーフを再利用
15,16小節
クロマチックで浮遊感を演出した後に半音上(Em7)でのアウト

■まとめ

私がこのようなギターソロを演奏する上で一番に考えていることは、ソロのストーリー(物語)です。どのような物語を思い描き、起承転結を作るか。そのための言葉の選び方や言い回し、アイデアなど。それらを総合的に考えながらインプロを行います。
実際にアンサンブルとなると自分以外の奏者からも音を通して沢山のアイデアをインプット出来るので自分の中で解釈しアウトプットしたりと、メンバー全員で一つの物語を作り上げていくような形となります。

Part10まで長くなりましたが、これらが皆様の参考になれば幸いです。

■TAB譜(PDFダウンロード)

Gumroadより今回ご紹介したソロのPDFと追加で2本分のTAB譜をダウンロードできます。

追加分の動画はこちらから。


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