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最近ハマった作品と推しの話

〈前回までのあらすじ〉
Twitterからやって来た古手(ふるで)なんとか。
色々あった彼女が辿り着いたのは、奇妙な芋と人外がいる羽透村(ばすきむら)だった(色々あった世界線のシナモロール並感)。


今回、BackspaceKeyのアドベントカレンダー企画に参加させて頂きました!
最後の方にアドベントカレンダーのリンクを貼ったので気になる方は是非ご覧下さい。

※以下の要素が含まれますので、閲覧の際は注意してください。
ネタバレあり
・BL、NLネタ(※今回控えめですが人によってはBLと受け取られかねない話もあるので注意)
・アストロボーイ鉄腕アトムを最後まで見ていない
 かわいそうなお友達なんDA☆
 が、とりあえず見たところまでの感想書いてる
・細かすぎて伝わらないネタ
・見る人によってはノリがキツい(観察者羞恥)
・手塚治虫作品のキャラ≒役者
 というテイで話が進む
・手塚治虫作品以外の別作品の話もある

ちなみにサムネ画像は8月末に高田馬場に行った際の写真です。その後まんだらけに行って恐怖体験をしたのですが、それはまた後日。




今更?鉄腕アトムにハマりましたの巻

鉄腕アトム以外の手塚治虫作品にもハマりました。
どろろやブラック・ジャックも好きです。
元々手塚治虫作品には興味があったのですが、夏にどろろにハマったのをきっかけに
そのまま流れで他の作品にもハマっていき……
私は小さい頃から再放送でミンキーモモとクリィミーマミを見ていたというのもあり、最近の作品よりも昔の作品の方が好きなんですよね。
そのせいで結構周りから奇異の目で見られたこともあります。

でも今はありがたいことに、自分の好きなことを自由に発言しても良いところでのびのびやらせてもらってます。
てな訳で、せっかくだし今回は僕とアトムの話をしようかと。


手塚治虫作品って本編と派生多くない?の巻

簡単に鉄腕アトムについて説明すると、以下の5つに分かれます。

・原作
・アニメシリーズ
 (原作ベースとしたアニメは1963年版、1980年版、2003年版の3作)
・スピンオフ/リメイク作品
 (PLUTOやアトム・ザ・ビギニングなど)
・アトムを基にして生まれた派生キャラ
 (チャー研スーパータロムやジェッターマルスなど)
・手塚治虫によるセルフパロディ
 (アトムキャットとアトム二世)

まぁどれも有名なのでわざわざ詳しくは説明しませんが(スーパータロムはナックだろ!というツッコミはナシで)
僕が一番見た(記憶がある)のがアストロボーイ鉄腕アトムでした。
今から10年以上前にアニマックスで再放送していたのですが、その時にたまたまやってたので見ていた記憶があります。
だってぼくCHEMISTRY(とM-flo)のOP見た記憶あるもん! PVは数年前に初めて見たけど。
とはいえ、10年以上前となると当時幼稚園児とかそのくらいなので、どっかで記憶が混濁している可能性も……
青騎士編辺りのDVDを見ないと思い出せないと思うので早く手に入れたい。
アストロボーイについてはまた後で話をしようと思います。
※追記
ちなみにキャラの背景が重かったりオチが救いのない回が多いけど、後半で救われてたりする。なんでや!
流石海外目指そうとしたニチアサアニメだなって……

中古で買った2巻
1巻は無かったので今度探そうと思います


次に見覚えあるのが1963年版で、これは何かのタイミングで1話と最終回だけ放送していたのを見たからです。
アトムが太陽に突っ込むシーンは涙無しには見られませんでした。
最終回で主人公が死ぬみたいなのは既にミンキーモモで体験済み(※ミンキーモモが死ぬのは厳密には最終回ではないが)なので、そこまでショックでは無かったかもしれません。


あと原作ベースのアニメといえば1980年版ですが、ぶっちゃけハマる少し前に知りました
ニコニコの動画でアニメ新旧OPまとめみたいなのを見たのをきっかけに存在を知ったのですが、この作品めちゃくちゃやばくね?(語彙力喪失)
アトムの足は○○○の足だなんて……
そんな破廉恥設定考えるとは流石 "生と死"に取り憑かれてこじらせ過ぎた手塚治虫先生と言える(のか?)。
ちなみにいちばん天馬博士が優しいのも1980年版。
なんでやアストロボーイでも最初の方とか特別編は愛があっただろ
※追記
現在ほとんど全話無料で見られるんで見たんだけど、アストロボーイよりも救いがない回が多いかもしれない。
アストロボーイはニチアサなのと海外に出す前提だったからかな?


主に知られているアニメについてはこんな感じなんですが、手塚治虫作品はスピンオフや外伝を含めると関連作品が多いので、それについても少し話をします。

アニメ作品だと完全子供向けのGO!GO!アトムなら何回か見ました。夕方とかにやってたので暇な時に見てましたね。アトニャンぷっぷーかわいい。

ちなみに子供向けだと
制作は日本だけどナイジェリアで放送された『ろぼっとアトム(原題:Little Astro Boy)』なんてのもあるらしいです。なんでもオリジナル以上に色んなコスチュームを着ているとか……

何人と何体か知らねぇヤツがいるが
キャラデザがとっても可愛いからヨシ!!


あとアメリカ版映画のATOM……なんですが、
見たと思ったら見ていなかったことが判明しました。
な…何を言っているのかわからねーと思うが
おれも何をされたのかわからなかった……
親父が馬鹿の一つ覚えで上戸彩を連呼するので
てっきり見ていた気になっていたんですよね。
もしかしたらテレビで放送していたのを見たかもしれない。……が、実際には予告だけで見た気になっていた可能性が高いな。
スクリーンで見た気がしたんだけどなぁ……?


そして、巷で今一番アツいのはPLUTOですよね。
でも私はネトフリ入ってないので漫画を買って読んでます。まだ半分しか読んでないから、残り4巻分も早く買いたい……
これは完全な余談ですが、別の方のnoteの記事に天馬博士が碇ゲンドウみたいって書いてあって大爆笑してました(実際PLUTO版の顔は碇ゲンドウに似てるし、やってることもあまり変わらないし……)。
※追記
PLUTO全巻読破しました!
感想は後日記事にしようと思っています。

※PLUTOの切り抜きはNetflix公式YouTubeで複数見れます。


あとこれはアトムから少し遠ざかってしまいますが
ジェッターマルス可愛いですよね、赤ちゃんみたいで。
配信サービス入ってないのでDVD-BOX欲しいなと思って金額見たら
どろろのBlu-ray-BOXと同じくらいするんですね……どっちも高くて手が出せない……
(※↓動画の表示がバグっていますが、タップすると視聴できます)


最後に変わり種。
avex所属のアーティストで結成されたユニット、ravexの"trax"というアルバムのみ登場するラトムとかいうよくわからんやつ。
DVD付きを買ったので視聴したんですが、
アトムと ある惑星の戦士(多分役者はロック・ホーム?)を融合させた存在なのに何故か後半でアトムと一緒に踊ってるんですよね。あれも音楽の力なんですかねぇ?

ravexのジャケットにもいるラトム
元ネタはQueen?
胴体の『R』ってロケット団のやつやん

他にもまだまだありますがキリが無いので割愛。
アトム二世も紹介したかった……
こんな感じで検索かけるだけでたくさん関連作品が出てくるので、昔の作品は面白いんですよね~。


アストロボーイ鉄腕アトムと僕の巻

先ほども紹介した通り、僕が一番見た記憶があるのはアストロボーイ鉄腕アトムです。
おしゃれなOPに子供ながら衝撃を受け、それから10年近く経ってまたこの曲に出会ったのだから運命って素敵なものですね。ありがとう手塚プロダクション。ありがとう鉄腕アトム。
最近はTV版ブラック・ジャックと平行してこの作品を追っかけているのですが、全く崩れない映画のようなクオリティの作画に感動しています。今のアニメ業界もこのくらい(とまでは言わないが)作画に力を入れられる余裕があればいいのに。何故アニメ化したのか分からない作品にお金なんて掛けないで♡
本数減らして1本のアニメにたくさんお金と時間をかけて♡

用紙に書かれている話数的に
展示したらもろネタバレになるのでは……?と危惧した
お茶の水と田鷲は需要ないねん……
セル画って裏からペイントしているんですね
(展示されてるシーンから目を逸らしながら)

上の画像は先日池袋へ行った時のものです。
実際の資料を見て、改めて作品の素晴らしさを実感しました(何故セル画のチョイスがお茶の水博士と田鷲警部なのかはわからんが……アトムを見せろアトムを)。

ちなみに現在時点で見た話でのお気に入り回は
やっぱりアトラス回ですかね。
後で詳しく触れますが、本筋に絡む回の中でかなり上位かもしれません。ぶっちゃけ地上最強のロボットよりも好き。
あとアトムの腕がアームキャノンに変形するシーンかっこよすぎて何回も見返してます。流石 特撮の監督やなって……(コラそこ!『ロックマンの元ネタなのにロックマンパクってんじゃんw』とか言わない!)

さて、ここからが本題なのですが(前置きなげぇよ)、
私が一番アストロボーイに惹かれた理由としては
天馬博士とアトム(トビオ)の関係を中心として展開されているからです。
……正直BなLが好きなのもあるのですが、今回は企画ものなので純粋な家族愛の話(※ここでは天馬親子と作中に登場する親子について)をしようと思います。

アストロボーイにおける家族の巻

アストロボーイには天馬博士をはじめとする
駄目な父親が多く登場します。
父子家庭が多いのはアトムとの対比や共通点を持たせることによってテーマを印象付けるためなのでしょうか。
中には両親が駄目なパターンも……
ロボットに任せっきりで育児放棄とか
朝9時半のアニメでそんな描写すな😅

まずは天馬博士について。
天馬博士は極度の人間嫌いで自己中心的な性格の持ち主。
科学省の仕事に没頭するあまり息子のトビオに対して冷たい態度を取ることもありました。
その為 実の息子にも『(天馬博士は)誰も愛していない』と評されてしまう始末。
息子が事故に遭い亡くなってからはより一層自己中心的な面が目立つようになります。
死んだトビオを模したロボットを作り上げますが、ある事件をきっかけに天馬博士はトビオ(のシステム)を強制停止させ、他のロボットを破壊し行方不明に……
トビオがアトムとして復活した後はアトラスを作りアトムと戦わせたことをきっかけに
『アトムをロボットの王にし、自分はロボットの神になる』という狂気的な夢に取り憑かれたマッドサイエンティストと化してしまいました。

この記事の作成にあたって色々なサイトを見ていたら こんな項目が。

確かに、天馬博士がアトムを人間のように育てようとしたという点はこれに当てはまるかもしれません。
ただ、アストロボーイでアトムを作ったのは(あくまで推測ですが)
純粋(?)に自分にとっての理想の息子が欲しかったという父親としての考えと、息子をベースにすることで人間に限りなく近いロボットが作れるという倫理観終わってる科学者としての考え、この2つなんやろなぁって思います。
アストロボーイの天馬博士は息子のトビオを心の底から愛せなかったことを悔やんでいる描写(※アトラス回参照)があるため、一応ただのこじらせエゴイストおじさんでは無いみたいですし(キューロちゃんですし?)

そしてアトムが天馬博士に作られたロボットであると判明するのがアトラス回なのですが、この回がエモい、エモ過ぎる(埼玉のローカルcmネタ)。

この回は、天馬博士の元へ ある財閥の社長・徳川が
『亡き息子と同じ容姿をしたロボットを作って欲しい』と頼むところから物語が始まります。
徳川が自分と似ていると思い興味を示した天馬博士は、徳川の息子・ダイチの記憶を見て
何者にも負けぬパワーをお前に授けよう
と彼をアトムをも上回る攻撃力(絶対要らんやろ)を備えたロボットとして復活させるのでした。
一方でアトムはと言うと、“トビオ”という少年の記憶が断続的に現れ その記憶に悩まされるようになります。
そんな中、アトラスというロボットが立て続けに物を破壊し人を襲うという事件が発生し、アトムはアトラスと対峙。しかしアトラスはアトム以上のパワーがある為、あっという間にアトムを追い詰めます。その時、ビルの上(どうやって登ったんだよ絶対落ちるだろ)から戦いを見ていた天馬博士の台詞とともにアトムの腕がアームキャノンに変形し、ビーム砲が炸裂。アトラスに大ダメージを負わせるのでした。
この事件の後、アトムはトビオの幻影を追って天馬博士の家に辿り着き、(ずぶ濡れになってまで)追いかけてきたお茶の水博士から自分が生まれるまでの経緯を知らされます。
そして再び暴走したアトラスを止めるため、月へと向かうのですが……

この回ではアトムとアトラス、2体(2人?)のロボットの対比を中心としています。
どちらも基になった人物が父親に愛されなかったという点は共通していますが、
アトムは人間とロボットが仲良くなることを願い
街を守るロボットとして、
アトラスは人間を憎み人間のものを破壊するロボットとして描かれており
全く正反対の存在として描かれています。

そしてここからは私がこの回を好きな理由の一つでもあるのですが、アトラスの親に対する感情がデカい。かわいそう可愛い。
あとトビオも同じく親に対して複雑な気持ちを抱いているというのがかわいそう可愛い切ない。

アトラスの生前の姿(ダイチ)は画家を目指していた青年でした。
しかし、昔は優しかった父親が次第に態度が変わり、絵を捨てられ否定されたことで反発し不良とつるむように。
そして幼い頃の約束(親子ふたりで月に行くこと)を父親に思い出して貰うため
月へ向かおうとして事故に巻き込まれ亡くなってしまいます。
えっ……めっちゃ良い子じゃん……
不良とつるんでたのは悪いことなんで擁護できないんだけど、本当は優しい良い子なんすよ。
金持ちの息子って肩書きのせいで信頼出来る人間がなかなかおらんかったのだろうか……
アトラスとして復活した直後は憎しみの方が強く
破壊ばかりしていましたが、アトラス回の後半ではちゃんと父親と和解出来たので(なおその後……)
やはりロボットとして生まれ変わってもその優しさは残っていた模様。

ダイチがこんな感じなのに対し、トビオは父親に冷たくされた際は一人で泣き寝入りしていました。
こっちは話し相手も少なく、反抗的な態度を取れるような年齢でも性格でも無さそうなので本当に救いがない。
本編は最後まで見ていないので事故るまでの経緯が同じかどうかはわからんのですが、特別編では自分から会いに行こうとして事故ってました。
アストロボーイ世界線のトビオが1980年版とアトムザ・ビギニングの世界線見たら卒倒しそう。
ついでにトビオの回想シーンでは鉄腕アトムのテーマのオルゴールアレンジが流れます。人の心とかないんか?

ちなみにこのアトラス回のアトムは現代で見ると完全に宝生永夢ゥ!ポジション(※アストロボーイの方が先)。
周りは(やはりデカいプロジェクトだっただけあって)アトムが天馬博士に作られたロボットであると知っていて黙っていたが、アトラスとの戦いで発覚するという流れ。田鷲警部は普通に言おうとしてたしほとんど言ってたけど。
敵が(自称)神ってのも共通してて草草の草。エグゼイドちょっとしか見てないんですけどね。


という訳で、これまでの話をまとめると
アトムがただひたすらにかわいそう可愛いという話でした(本当か?)。
この記事でアストロボーイの面白さが伝わったなら幸いです。
とはいえ、私はまだ最初の方しか見ていないので
早く続きが見たい。
ブラック・ジャックのプレミア公開のようにYouTubeで全話配信してくれたらいいのになぁ……
ちなみに他のプラットフォームでの配信では
主題歌と劇中で流れる主題歌は全カットされており、この前YouTubeで配信された『地上最強のロボット』でも 劇中で流れていると思しきシーンでは
不自然に音が消されていました。
権利関係なんだろうけど、もうちょっと上手くやってよ……
やっぱりBOOK・OFFとかショッピングサイトで中古のDVDを探して買った方がいいのだろうか(今持ってるやつは近所のBOOK・OFFにあった)。

この記事を見てアストロボーイが気になった方、
見るなら配信よりもDVDの方がオトクなのでDVD買いましょ。


追記の巻

12/6に電子書籍で鉄腕アトムのコミックスと別巻を購入しました。
コミックスはまだ1巻しか買っていないのですが、1巻はアトム大使や初期のエピソードを中心に収録されていて、今とは少し違う絵柄のアトムが見られます。かわいいね。
別巻では1980年版アニメの設定で描かれた小学二年生版を中心に、問題作の『アトム二世』や
実写化第二弾として企画されていた
新しいスタイルのアトムが登場する『アトム還る』などのエピソードが収録されています。
ついでに救いが無さすぎる『アトムの最後』とかいうやべーやつも収録。
気になる方は是非購入してみてください。買ってみな飛ぶぞ。

小学二年生版。
アトムはネコだった……?
(※アトムキャットというセルフパロディもあるので
多分ネコなのかもしれない)


そしてこれは完全な余談ですが
ビガビガデジモンテイマーズの1話も見ました。
主人公の声優がアトムと同じ人なのは知ってたんすけど、脚本家もアストロボーイに参加してた人が関わってたんすね(アストロボーイの監督のお兄さん)。
でも主人公よりもロッテリアモンの可愛さにやられました(※1話には出ていない)。もーまんたーい。

女の子キャラで好きなのは加藤さん
どこか影のある不思議ちゃんタイプの女の子が好き


最後にこれだけ言わせて欲しいの巻

ロップくん可愛い
最初女の子かと思った  

アトムと違ってモノづくりが得意な
フレンズロボットらしい

おしり    
制作・著作
━━━━━
 ⓃⒽⓀ    


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