拝啓、青木真也さま
拝啓、青木真也さま
ONE Fight Night 26
タイ バンコク ルンピニースタジアム
現地時間 7:00 開場 / 8:00開演
青木真也がONE Championsipにあがるようになって、
過去2回の日本大会とあとはRoad to ONEにて
最近は、DDTやGLEATで #グリートしようぜ していたり、
プロレスしていたり。
海外での試合は出来るだけリアタイを。
ボクが今年から突如として、
海外(マレーシア)生活に
マレーシア生活の直前のアメリカ旅行、帰国翌日。
このDDTの前の2022/12/29 TOKYO DOME CITY HALL
コレを楽しむために動いていたら、
例の直前のアメリカ旅行に行く「キッカケ」、“原因”が正しいのかもしれない。
話を戻す。
明日、青木真也は大仁田厚と電流爆破を鶴見で、
ボクも2021年大晦日、ももクロ歌合戦のさなか、
日本武道館で大仁田厚との電流爆破を観ている。
MMAの青木真也とプロレスの青木真也。
MMAの青木真也を観続けて、気付けばプロレス(DDT)と出逢い、
青木真也抜きでもDDTやプロレスを楽しむようになった。
MMAの青木真也とプロレスの青木真也。
ここではあえて“DDT”の青木真也と言おうと思う。
“DDT”の青木真也
同じ「仕事」、同じ「表現」であるのに、
プロレスはとても楽しそうだ。
春には、「その時の王者」上野勇希に両国国技館で“家出レスラー”MAOを退けたあとの、挑戦者指名。
後の後楽園ホール大会でKO-D無差別級王座戴冠。
(かつてUNIVERSAL王者の上野勇希には興味がなさそうではあったが、)
サイバーファイトフェスを理由に
「中嶋勝彦」の名前を挙げ、
(厳密にはLIDET UWFのベルトを正直気にかけてるとは思う)
遠藤哲哉が名乗りを挙げ、名古屋で絞め落とし、
遠藤哲哉の呪縛を解く(本人にはさほど意図は強く無いと思っている。)
次の挑戦者は“DDTの絶対エース”HARASHIMA
後楽園ホールでの闘いは、
キラーHARASHIMAを引き出しつつも、
欲を出したところに「フルネルソンホールド」でスリーカウント。
事前の会見でHARASHIMAに放った「言葉」は
格闘技における、“自分に対しての”言葉であったとも
置き換えられるのかもしれない。
同日に、
「いつでもどこでも挑戦権」を行使した、
勝俣瞬馬と続けての防衛戦。
勝俣瞬馬は、自分のフィールドに知育ブロックを駆使したり、
ラダーを用いて「ハードコア」の様相に、
勝俣瞬馬のKO-D無差別への初挑戦と言うことを踏まえれば、
至極当然の選択、判断ではあるが、
個人的には、あの日の前のDDT、フィラデルフィアでのKONOSUKE TAKESHITAとのシングルを観ている一人としては、
「ハードコア」に頼らない勝俣瞬馬のぶつかりが観たかったと欲張ってしまう。
DDTで上野勇希、HARASHIMA、さらに竹下幸之介とも違う「強さ」を表現した青木真也はとても楽しそうだ。
DDTでは異色な部分を持ちながらも、DDTらしいプロレスを楽しんでいたり、
GLEATでグリートしようぜな時は、よい意味で違うし、
NOAHのGHCマーシャルアーツルールとも違って、「UWFルール」を楽しんでいる。
「UWF=田村潔司」へ挑んでいるのかもしれない。
11/3
ONE出場を発表しつつ、ひがしんアリーナでの
クリス・ブルックスに「DDT愛」を掲げられての、
「バカサバイバーvsバカガイジン」
前回はEXTREME選手権での、「ノーサブミッション、ノーDQルール」
2021年7月15日
新宿FACEでの闘いはボクのDDTへの入り口。
ベルトを保持したまま、ONE出場を目論んでいたが、
防衛失敗。
竹下幸之介がKONOSUKE TAKESHITAとなり、
DDTの強さの象徴が、移ろい
“DDTらしい”強さの象徴「上野勇希」から繋がれたベルトを
クリス・ブルックスへ繋いだ。
クリス・ブルックスは上野勇希に繋いでいるのだけれども。
竹下幸之介、遠藤哲哉、樋口和貞、火野裕士、クリス・ブルックス
上野勇希、青木真也、クリス・ブルックス
2024年1月までの「表現」
格闘技の青木真也は今年の1月28日ONE日本大会、
「うんこ喰ってろ」なセージ・ノースカット戦が一度流れていたカードでありながらも、
まさかの当日欠場、当日カード変更。
ONEでの盟友(ライバル)、エドゥアルド・フォラヤン
秋山成勲戦にて完全に断ち切れてしまったさなか、
ザイード・イザガクマエフ戦で再び立ちあがろうとする。
間にグラップリングマッチを挟まれながらも、
日本大会では“因縁の”セージ・ノースカット
一つの区切り、一つの章が終えようとしていたのに、
終えれなかった。
結果として、
中指、ミクスドルール、対秋山成勲戦
を超越する「作品」となる。
それ以来のONEの舞台。
MMAの試合ではないが、グラップリングマッチ
青木真也の軸で描かれる「もの」では、
もしかしたら無いのかもしれない。
それでも良いのだ。
場所や舞台を気にしているのは「客側」
日本の地で闘う「青木真也」、
プロレスのリングの上の「青木真也」
ではない、ボクにとっては“ある意味はじめましての”「青木真也」
いざ、今日バンコク・ルンピニースタジアムに立つ「青木真也」はいつもの、今まで観てきた「青木真也」がそこに居た。
プロレスの時の楽しさや表現の充実さを感じる「青木真也」ではなく、
ヒリヒリと悲壮感を帯びた「青木真也」だ。
ある年(2006)の大晦日、PRIDE武士道でイケイケな時、
さいたまスーパーアリーナでヨアキム・ハンセンを仕留めたあの日から追うようになって、
PRIDEが無くなって、
DREAMの大黒柱を名乗って、「中指立て」たり、
北米新興躓いたり、
それを全部ひっくり返して
DREAMライト級絶対王政を引き、
ONEへ参戦。
ONEでも、絶対王政を創りつつあって、
フォラヤンに負けて、ウェルター級タイトルマッチと連敗
家庭壊して、
「どうだ、お前ら羨ましいだろ!」ってフォラヤンから取り返す。
クリスチャン・リーにベルトを託し、
悲壮感を帯び始めたのはいつからだろう。
「悲壮感」
「桜庭和志」は2度めのヴァンダレイ・シウバから負けてから、
青木真也も桜庭和志を介錯し、J-MMA託された部分がある。
青木真也はフォラヤンから取り返す少し前の頃からだと思う。
フォラヤンから取り返すことで若干、払拭しつつあったのだけれども。
二面性とまでは言わないが、
プロレスではとても楽しそうに、
そうだ、試合が組まれづらくなった頃からだな。
トップパフォーマンスの下降線を気にかける様になってからだ。
落ち始めてからではなく。
今年のはじめに、第一線の終焉を迎えられなかった
そこからの今日。
「ライフイズコンテンツ」
「青木真也」を観に行かない選択は無かった。
勝手に自分の点と点を線に、
「日本から」じゃないから、
「日本でだから」観られなかったKO-D無差別級王座の歩み。
マレーシア在住はタイは隣国。
日本に帰るよりも近いバンコク。
週始めまで、
日本に帰ってた人間、帰れたからちゃんと転出してきた人間が
週末に隣国へ
話がまとまっていないし、
行ったり来たりしてはいるが、
バンコクに行って良かった。
同じではないし、
同じである「青木真也」
“あえて”まだまだ観たいとは言わない。
表現したら、表現をする時に勝手に観ます。
やっぱり、「青木真也はオワコン」という人は出てきませんでした。
しいて言えば、「青木真也はオワコン」と言うのは
青木真也自身なのかもしれません。
敬具
この話はこんなところで
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