悩みましたが一橋大学ハラスメント対策委員会からの面談要請に応じることにしました──一橋マンキューソ差別事件(22)
かなり悩みましたが、一橋大学ハラスメント対策委員会の要請に応じて、本日3月2日、調査委員との面談に応じることにしました。
「バカチョン」等と差別を繰り返すマンキューソ准教授の件でです(詳しくはこちら)。
一橋大学ハラスメント対策委員会から昨年9月に通知が来ていたことは既にこちらで書きました。
この記事を書いたあと同委員会から次のような通知が来ています。
しかしこの通知がきた9月26日から数か月なんの連絡もありませんでした。ようやく連絡が来たのは先月です(「緊急」で対処すると言っていたのは同委員会だったのですが)。
何度も書いてきたように、一橋大学ハラスメント対策委員会は完全にマンキューソ准教授を擁護する立場にあります。しかも委員5名中、副学長が2名も入っていて組織的にも欠陥を抱えています。私だけでなく他にも無数の被害学生らが、泣き寝入りや握り潰しにあっています。
「バカチョン」などを英語のクラスで差別発言を繰り返してきた一橋大学マンキューソ准教授に対し、私は処分を求め続けてきました。しかし一橋大学は処分どころか、私との面談要請さえ一切応じておりません(下記署名の要請にも全く無視です)。
そのような状況で、一橋大学ハラスメント対策委員会の調査協力に応じて一体なんの意味があるだろうか、という思いは消えません。
しかし私にはある考えがあり、受けることにしました。
それについてはここでは書きません。
一つだけいえることがあります。
それは一橋大学ハラスメント対策委員会が調査要請を私に依頼してきたことは、運動の成果だ、ということです。
私は2016年12月にマンキューソ准教授から研究会妨害というとんでもないハラスメントを受けて以来、かれの差別を長年告発し続けてきました。
一橋大学の執行部は耳を貸さず、副学長を通じてハラスメント対策委員会でかれのハラスメントを握りつぶすどころか、2018年には逆にマンキューソ准教授の虚偽の訴え(私が殴ったという)を受理して調査委員会を立ち上げ調査することを通じて二次的なハラスメントを行ってきました。一橋教職員の大多数も無視を決めてきました。リベラルな一橋教員でさえ、マンキューソ准教授が教え子を通じてデマを吹聴させたことに影響されて、「どっちもどっち」的な態度をとったり、私の被害証言に疑義を呈する人さえあらわれました。
しかしあきらめず、2019年8月に国立市に対し、新たに成立した「国立市人権を尊重し多様性を認め合う平和なまちづくり基本条例」に基づいて、マンキューソ准教授による人権侵害の救済を要請しました。
これが毎日新聞などにとりあげられて、はじめて「社会問題化」し、一橋大学が一か月後の9月17日に一橋大学ハラスメント対策委員会による調査委員会立ち上げを決定したのでした。
このことが教えてくれるのは、差別の告発や社会運動には意味がある、ということです。
下記署名を大学は形式的に無視はしていますが、気にはしているはずです。支援してくださったみなさんに改めて感謝申し上げます。それとともに、一層のご協力をお願いします。
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