見出し画像

ダングラーハンド dangler hand


ダングラーハンドとは

ダングラーハンドとは、オマハにおいて、4枚の手札の中に、他の3枚のカードと全く関連性がなく、役の完成を妨げるカードが含まれている状態の手札のことを指します。この「ダングラー」とは、「邪魔をするもの」や「ぶら下がっているもの」といった意味で、ここでは、役の完成を妨げる邪魔なカードという意味で使われています。

具体例

以下に、ダングラーハンドの具体的な例とその問題点を解説します。

  1. K♥ Q♦ J♠ 2♣

    • このハンドでは、K、Q、Jはストレートを作る可能性を持ちますが、2♣は全く他の3枚のカードと繋がりがありません。

    • 問題点:

      • 2♣は、ストレート、フラッシュ、フルハウスなどの役を作る上で何の役にも立ちません。

      • フロップでK、Q、Jが関連するカードが開いた場合、一見強いハンドに見えますが、実際には2♣の存在が役の完成を大きく妨げます。

      • 例えば、フロップでK-Q-xが開いた場合、相手にセットや強いストレートドローがある可能性が高く、その状況下で戦うのは不利です。

  2. A♠ K♥ Q♦ 7♣

    • このハンドでは、A、K、Qはストレートを作る可能性を持ちますが、7♣はA、K、Qと関連がありません。

    • 問題点:

      • 7♣はA、K、Qを使ったストレートや、フラッシュなどの役を完成させるのに役立ちません。

      • フロップでA、K、Qに関連するカードが出ても、7♣の存在があなたを不利な状況に追い込む可能性があります。

      • 例えば、フロップでA-K-xが開いた場合、A-Kを軸にしたストレートを狙うプレイヤーが複数いる可能性があり、あなたのハンドは多くの状況で最善とは言えなくなります。

  3. 9♠ 8♥ 6♦ 2♣

    • このハンドでは、9、8、6はストレートを作る可能性を持ちますが、2♣は他のカードとの関連性がありません。

    • 問題点:

      • 2♣は、ストレートを完成させるのを助けません。

      • フロップで7や10のようなストレートを完成させるカードが出たとしても、2♣の存在が、役の完成を邪魔し、ハンドの価値を低くします。

      • 例えば、フロップでT-7-xが開いた場合、ストレートは一見良さそうですが、2♣の存在が、あなたのハンドの可能性を限定します。

  4. T♥ 9♦ 8♣ 2♠

    • このハンドでは、T、9、8はストレートを作る可能性がありますが、2♠は他のカードとの関連性がありません。

    • 問題点:

      • 2♠は、ストレート、フラッシュ、フルハウスの役に立ちません。

      • フロップでT-9-xが開いた場合、あなたは二つのペアを形成できますが、2♠は価値の低いカードになりがちです。

ダングラーハンドの一般的な特徴

  • 関連性の欠如:他の3枚のカードとマスト、ランクの両方で関連性がない。

  • 役の完成の妨げ: ストレート、フラッシュ、フルハウスなどの役を完成させる上で役立たない。

  • ハンドの潜在的な価値を低下させる: フロップで良いカードが出ても、役が完成しにくいため、ハンドの価値が低下する。

  • リスクの高いプレイ: 適切なフロップが出現した場合でも、役が完成しにくく、損失を招きやすい。

なぜダングラーハンドを避けるべきか

  • 役の完成の難易度:ダングラーハンドは、完成しうる役を限定し、勝率を下げます。

  • 対戦相手の優位性:強いハンドを持つ相手と対戦した場合、ダングラーハンドは不利になる可能性が高いです。

  • 損失のリスク:ダングラーハンドは、必要のない賭けをさせ、損失を増やす可能性があります。

まとめ

ダングラーハンドは、オマハにおいて避けるべきハンドです。プレイする際は、4枚のカードが相互に連携し、複数の役を形成する可能性を持つように心がけましょう。これにより、勝率を向上させ、損失を最小限に抑えることができます。

いいなと思ったら応援しよう!