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エッセイについてのエッセイ

エッセイを読むのが好きです。

小説や実用書などはほとんど読まず、エッセイばかり読んでいます。

それも自分が推している人のエッセイに限っています。

少し前ににゃんたこさんの

「世界は救えないけど豚の角煮は作れる」というエッセイを読み、

今でも自分の御守りのように大事にして、

時々読み返しています。


自分が好きな人が、どんな考え方や人となりをしているのか

それを知りたくて、エッセイを読んでいます。

その為、俳優とかYouTuberを新たに好きになると、

「ああこの人エッセイ出してくれないかなぁ」と思います。


noteに投稿し始めて、まだ1週間程しか経っていませんが、

文章を書くということは、とても難しいことなのだと痛感しています。

自分の文章はあまりに表面的で、薄ぺっらい。

考えていることが、意外と自分の中で整理されていないんだなと

気づかされました。


例えばにゃんたこさんの本なんかは、

自分の内面を物凄く丁寧に整理して、綺麗な言葉で紡がれており

読んでいてハッとしたり、ひどく共感してしまったりします。

どうしてそんなセンセーショナルな文章を書けるのか、

機会があれば、根掘り葉掘り聞いてみたいくらいです。


彼女はYouTubeでも動画を投稿していますが、そこでも

文章力が遺憾なく発揮されています。

文章力以外の才能も輝いています。



実家には本はある程度置いてありましたが、

親から本を読みなさいと言われたことはほとんどありませんでした。

一人で本を読むことよりも、家族で一緒に金曜ロードショーを

観ることのほうがずっと好きでした。

夏休みの宿題の読書感想文を書く際、自分は実家に置いてある

さくらももこのエッセイの面白さを書き連ねたいと思っていましたが、

物語でないとダメだという親からの指導の下、近所の本屋に

興味もない小説を買いに行くのがとても不満でした。

何故お金をかけて好きでもないものを買わなければならないのか、

そしてそれについてどう思ったかを書かなければならないのかと。


その系譜が今でも続いて、

物語は映画、人の考えを知るにはエッセイ

という住み分けが出来上がりつつあります。

(ハリーポッターは除く)


本でも映画でも言えることですが、

人の考えや想像したものを見聞きすることは

自分の意識改革の重大なファクターとなります。

そこに優劣の差はありません。

吸収することに意味があります。

だからこそ、「本を読みなさい」と言う大人たちに対しては、

「自分は映画を沢山観ているからいいんだ」と

心の中で反論していました。

が、文章を書くということを学ぶのであれば、

もう少し本を読んでおいた方が良かったのかなと

今、この文章を書いて初めて思います。

読書も映画鑑賞も捗るこの季節、

お気に入りの作品を探してみてはいかがでしょうか。



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