圏論を勉強する その2
こんなノートを書いた。集合をオブジェクトとする圏とか、群をオブジェクトとする圏とか、そういうものについて説明された文書を読みたいと思ったが、字面は追えるものの、「そうなの、それで、何が嬉しかったのかわからないなぁ」と言うところで身動きが取れなくなった。
以下のような数学的ではない圏論の説明を読んでみた。
駅の待ち合わせでの情報伝達を、昭和の頃は掲示板を使っていたのに対して、最近は電話やLINEを使う、という例だった。
その例では、時代が変わった、という側面と、電話は緊急性が高く、LINEは緊急でないとき、という場合分けをされていた。
なるほど、と感じるとともに、電話とLINEとの違いは、緊急性だけではないのではないか、と思い、じゃあ、この例は、何についての例なのかと考えた時に、「駅の待ち合わせでのすれ違いがあったときの情報伝達」という限定された状況に関することだと思われた。じゃあ、単に「情報伝達」にしてやるとどう考えるのか、と、そんな風に考えて、以下のような「手書きノート」を書いてみた。
圏論っていうのは、このように興味ある対象を分析していくときの道具らしい。そして、それが抽象的な(そしてかなり機械的な)処理がしやすく、いわゆる数学的対象の把握に役に立つようにするために、恒等射を持たなくてはならないとか、いくつかの定義が要求される「姿」となって今に至っているのではなかろうか、と思えるようになった。
そのような想像が真実なのかどうかはわからない(調べていない)が、そのように思えたことで、圏論って何なの?という問いに対する、自分勝手な答えはできた。そのような「自分なりに納得できる答え」を持てた時、「(正しいかどうかはさておき)わかった」という感覚を持てる」ので、ひとまず心の安寧は得られた。
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