ブックレビューvol.2
昨日まで読んだ本のレビューです。
タイトル)機嫌よくいれば、だいたいのことはうまくいく
著者)聖心会シスター 鈴木秀子
発行元)かんき出版
発行日)2021年3月12日第一刷発行
この本は、シスターの鈴木秀子さんの最新刊です。
日々機嫌よく生きるコツや自分や自分の大切な人の最期の向き合い方について書いています。
日々のモヤモヤやなかなか自己肯定感が上げられない方に読んでほしいなと思います。気持ちがラクになる本です。
•印象に残った点
<前半(CHAPTER1-2 日々の生活や機嫌よく生きる)>
”日々の何気ない習慣や安定した生活の中にみられる”小さなこと”に着目し、そこに面白さや幸せがあるということ。”
これらのCHAPTER のなかで私が印象に残ったこと•感じたことをまとめると、上記のとおりになります。
これは、私が毎日コミュニティにあげている”うまくいったこと3つ書く”に繋がっているなと思います。これを毎日行う効果として、日々の仕事や家事を振り返ることで変化のない毎日のなかでうまくいったこと(小さな幸せ)を見つけるので、毎日自己肯定感が上がります。自己肯定できると余裕も生まれて機嫌よく過ごせる時間も少しずつ増えるのかなと思います。
<前半(CHAPTER3-4 自分や自分の大切な人の最期の向き合い方>
これらのCHAPTERだけでなく、本全体で最も印象的なフレーズがありました。”大切な人のためにあれをやってあげられなかった、と後悔するのは傲慢である”ということです。これは一番印象に残りました。人間誰もが大切な人の死の直後に”あれをやってあげてれば”と思うのではないでしょうか?しかし、出来なかったといっても、”そのときに最大限のことをしたのだからそれで十分。生きていることが最大の供養だ”と筆者は書いています。これには救われた気もしました。死以外にも日々の生活においても”こうしておけば”という気持ちは出てきますが、著者のいう感覚でいればいいんだとラクな気持ちになりました。
この章では、生きている時と死を迎えるときで感情のバランスが均衡になると書いています。
例を挙げると、、
(1)生きているときは優しい人が死の直前に罵詈雑言を浴びせてしまったり
(2)普段は冷徹な人なのに、死の直前には急に優しくなったり
(3)仕事をバリバリこなしている人が死の直前には”もっと遊んでおけばよかった”と振り返ったりする具合にです。
それまで、本来の気持ちを抑え込んでいたことに起因していると書いています。だから自分を抑え付けず今を楽しみましょうと書いています。
これは普段から実践していきたいことだなと思いました。
•この本の一番伝えたかったこと
人に迷惑をかけずに自分の気持ちに正直になろう。そして、日々の生活の中で小さな幸せを見つけよう
ということかなと思いました。