6月の家計簿公開 vol.4~固定費の節約法2 ~中長期的な資産形成方法について考える
こんばんは、2級FP技能士・AFPのRYOHEIです。
今日の投稿は、不定期で取り上げている6月の家計簿公開の第4回目です。
テーマは前回・前々回の続きで、固定費の節約法についてです。前回のブログのリンクを貼っておきます。
https://note.com/ry132_fg/n/n8bb9647a7487
下に今回のスライドを添付します。
今日はスライドのP6(2)・P8の個人年金保険を含めた中長期的な資産形成方法について説明しようと思います。
私は、毎月の手取額の3割(約60000円)を貯蓄や積立投資といった資産形成にまわしています。私の資産形成の鍵は、短期・中期・長期と期間ごとに"3分割"に資産形成を行っていることです。
短期的なお金とは、耐久消費財(家電製品)や家賃の更新料をメインとしつつ、生活防衛資金や病気やけがになったときのためのもの、つまり、今すぐ必要となる緊急性の高いお金です。これは、普通預金に10000円まわしています。
中期的なお金とは、生活防衛資金をメインに、積立預金に10000円まわしています。
長期的なお金とは、ドルコスト平均法による複利効果を狙って老後資金も含めた資産形成のためのお金です。積立NISAに米国株indexファンドに30000円、Jリートインデックスファンドに10000円の計40000円まわしています。
P8の円グラフを見るとわかるように、私の資産形成のポイントは、"短期~中期は銀行預金で確実に。長期のお金は、リスクをとって株式投資で資産形成をする"というものです。
今でこそ、株式投資メインの資産形成を行っていますが、かつては株式投資は全くしていませんでした。P6(2)のような老後資金に、民間の個人年金保険に約14000円/月をまわしていました。
なぜ、個人年金保険を解約したか?
それは、個人年金保険が手数料が高く、利回りが低いという割に合わない資産形成方法であることがわかったからです。
個人年金保険を含めた保険料は、純保険料と付加保険料で構成されています。純保険料には、死亡保険料と生存保険料に分けられます。純保険料は保険会社が設定した予定死亡率と予定利率から算出しています。一方、付加保険料は予定事業費率から算出しています。
上記からわかるように、私たちが支払っている保険料は全額、私たちの資産形成等に使われているわけではなく、保険会社へのいわば手数料を支払っていることがわかります。つまり私が支払っていた約14000円の保険料のうち、幾分かは保険会社の運営や都心のビル・ショップなどの運営コスト、セールスの人件費に消えていることがわかります。
ちなみに私が加入していた日本生命では、安定した利回りを約束するために約70%をリスクが低く安全性の高い債券や預貯金で運用しています。下のリンクをご覧ください。
利回りはどうかというと、40年間毎月約14000円支払って、配当金が出た場合で1.4%、配当金がない場合は0.4%と見積もられました。ちなみに、私が楽天証券での積立投資の成績は次のとおりです。
米国株(積立NISA)(信託報酬(手数料)0.0968%):利回り 31.55%(8月25日現在 投資期間1年8ヶ月)
Jリート(信託報酬(手数料)0.187%):利回り-1.21%(8月25日現在 投資期間2ヶ月)
このように、老後資金という同じ目的において、個人年金保険とドルコスト平均法による積立投資を比較したとき、利回りは雲泥の差であることがわかります。よって、個人年金保険は、手数料が高く、利回りが低い割に合わない保険であることがわかり、解約しました。
次回は、P6の(3)損害保険とP7の固定費削減の取り組みの続きの報告を行いたいと思います。