骨-0


午前3時34分。
スマホで時間を確認してしばらく悩む。
2、3度、寝返りを繰り返したのち、重い身体を起こす。
エアコンで冷え切ったフローリングに脚先が触れる。
カーテンの隙間から青白い光が滲み出している。
歯を磨いて、熱いシャワーを浴びる。
床に散らかった洋服たちを拾って洗濯機に放り込む。

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カーテンを開けると、先ほどまで青白かった光は夏の朝日となって眩しく部屋を照らした。
朝食にはまだ早い気がしたのでコーヒーを淹れてソファに腰掛けた。
隣家の柿の木を眺める。
それは緑緑と、色濃さを日々深めている。

今日は午後まで予定がない。
久しぶりに、近所の古本屋を伺おうか。
部屋の隅に積まれた積読たちの気配を感じつつ考える。

きっと絶対、今日も暑い。

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