【マインドセット】業界のトップを目指さない

成功したいなら真似をするチェスや将棋に「定石」というものがあるように、成功への道すじにも「定番」と呼べる方法が存在します。


「この方法を使えば、必ず成功できる」という法則があるんですね。


その法則は非常にシンプルで、「成功者の真似をする」これだけです。


実は、ビジネスというのは二番煎じが一番儲かるとされています。


大きな成功を収めたビジネスモデルを参考にして、その集客方法や商品の特徴を真似たビジネスが、大きな売上を狙いやすいのです。


たとえば、「結果にコミット」のキャッチフレーズで有名なライザップのビジネスモデルもそうです。


ライザップは業界でも大成功を収めたビジネスモデルの一つですが、このビジネスモデルを他の分野に転用してみると、個人でもかなり稼げるようになるはずです。


私が運営しているスクールでも、インスタグラムやLINE@の集客方法を学び、ノウハウを吸収することによってSNSコンサルタントとして独立し、月収数百万という売上を手にしている人は多くいます。


もちろん、狙えるのであれば業界のトップを狙うのがベストでしょう。


しかし、新しい技術やサービスで成功しようと考える場合、開発やマーケティングにかけるコストが膨大になり、失敗したときのリスクが非常に大きくなってしまいます。


その点、二番煎じのビジネスモデルであれば、すでにある程度集客方法や商品の特徴が決まっているため、そのまま利用すれば追加でコストはかかりません。


たとえ失敗したとしても大きな痛手にはならないため、特に中小企業や個人が稼ぐには最適なやり方といえますね。


すでに売れているもの、すでに売上が立っているものを自分にトレースして、いわゆる「パクる」ことが重要になります。


逆に、なんらかのビジネスモデルをパクらずに成功するというのは、普通の人の場合はまず無理でしょう。


特別な才能や人脈、資金力がなければ革新的なサービスを生み出すことはできません。


マーケティングの世界では、「自分の頭で考えてはいけない」なんて言葉もあるほどです。


これから自分がやろうとしている分野で、成功事例や結果を出している事例について情報を集めることが、成功につながる大きなポイントになります。


ビジネスで成功するためには「守破離」の3つのステップが必要といわれます。


その最初のステップである「守」の段階では、メンターやコーチの言葉を素直にすべて受け取る姿勢が必要になるのです。


極端な例ですが、もしメンターの人が「カラスは白い生き物だ」といっていたら、「そうだ。カラスは白なんだ」と理解するくらいのイメージです。


メンターの一挙手一投足を真似ることが大切なんですね。メンターから教わる基本を身につけて、それを応用していく段階が「破」になります。


私のスクールでも、最初はどんな文章をどんなタイミングでLINE@で配信していくかを丁寧に指導しています。


その配信事例を学び、他の人の成功事例も身につけていくと、それぞれの事例のいいところを組み合わせて配信内容を工夫していくことができます。


これまでに学んだことを応用するこの状態が、破の段階です。最後の「離」の段階で、完全にオリジナルの配信内容を考えることが可能になります。


オリジナルといっても、独自に考えたものではなく、これまでに学んだ成功事例のエッセンスを活かした内容になるわけです。


「どんな成功も、スタートは真似から」そう覚えておくと、うまくいく可能性がグッと高まることでしょう。

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