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女の性欲の正しい満たし方とは
性欲を処理するとか、性欲を発散するという言葉をよく聞くけれど、
私はずっとこの言葉に違和感を抱いていた。
処理ってなんだかすごく事務的だし、
なかったものにしたい、早く済ませてスッキリしたい、という意味のように思えて、なんでそんなに性欲が悪いもの、なくしたいものだと思われているのか、不思議でたまらない。
そもそも処理ってどういう意味かというと、
物事を取りさばいて始末をつけること
なるほど。とすると、性欲を感じたら、無くすこと(落ち着ける)ということか。
男性なら射精をする、ということになる。
射精をすれば男の性欲は落ち着くのだから、
処理をする、という言語は男性のみに当てはまる
ということになる。
しかし、女性の場合はそうはいかない。
性欲を感じたとして、処理したいとは女性は思わないはず。
私の場合は、性欲を満たしたい、と思う。
セックスしたい、気持ちよくなりたい、充足感を得たい。
決して、早く無くしたくない、なかったことにしたくない、いつまでも感じていたいと思うものだ。
やっぱり男性はシングルタスクと言われている所以、性欲を感じたら射精をせずにはいられないのだろう。射精をしたらスッキリするのだからやっぱり男性の性欲というものは、処理するものなんだろう。
男の場合は性欲を抱えていては日常生活に支障が出るし、何も手付かずになるから、性欲を常に抱えていることはリスクになる。
だから男の性欲は、モグラ叩きのようにひとつひとつ処理していかなければならないのだ。
だけど女は違う。性欲とは無くすものではなく、満たすものだから、それもただ数分で満たせるものではなく、数日かけて数年かけて育て満たされていくもの。
男は性欲に支配されていたら日常生活がままならないのに対して、女は性欲を感じることで日常生活を満たすことができる。
なぜなら、女の行動は全て前戯でできているからだ。
女性は、日常生活の全てを性欲に昇華することができるため、究極、女性は性欲を無くしてはならない。
女の性欲は、ゼロにはならないし、してはいけないのだ。
だから女性は常に性欲を持ち続けること自体が、それを満たし続けるということになるのだ。
満たされることが女の性欲であるならば、女は常に性欲を持ち続けなければならないし、満たされたとしても、ゼロにはならない。男みたいに、なかったことにならない。ゲージがゼロにはならない。もっともっと満たされたいとなるので、
女の性欲は、深く果てしなく続く貪欲な沼のようなものだ。
男の性欲なんかこれっぽちも敵わないくらい、女の性欲は深く果てしない。
世界は女の性欲で持っている、成り立っている気がしてならない。
女の性欲が枯渇してしまったらこの世は破滅に向かうだろう。
女が自分を満たすことに興味を持てなくなってしまったらこの世の終わりである。
だって女は誰よりも自分がいちばん幸せでいたいのだから。
だから男は女の性欲を甘く見ないことだ。
女の性欲はどこまでも終わりがない。
男のようにスッキリしない。
"わたしが、誰よりもいちばん幸せでいる"という
永久に終わらない呪いのようなものだ。