2024「越境元年」を振り返って
30日夕方、ベトナムから日本へ戻る際に、ホーチミンのタンソンニャット国際空港からの綺麗な夕日に恵まれました。
2024年の年明けに個人として「越境家」を掲げ、WeGlobalのミッションを「越境をおもしろく、可能性をあたらしく」にリブランディングしてきました。葛藤しながらも新たな事業活動に越境し、成長できた年になったかと存じます。
越境の世界「Xborder Works」への挑戦
従来のリクティーティング支援 / 人材紹介サービスから複業 / 業務委託をベースとした越境HRプラットフォーム「Xborder Works (クロスボーダーワークス)」を構想し、開発し、2024年10月から運営しはじめした。
詳細はこちら (Xborder Worksの公式noteも覗けます)
国境を超えたビジネス、領域を超えたビジネスの融合がもっともっと必要な時代になります。新しい市場や領域 (海外展開、新規事業) を模索するときにいつも困るのは現地の知見、ノウハウ、戦略及び実行です。つまり、「人」の調達です。人材リソースを最適化して、最適な人と必要なときに必要なだけコラボレーションできます。また働くタレントにとっては、働く場所や時間の制限から外れ、労働市場における自身のコアバリューに集中することで自分の働く価値と時間を最適化することができます。国境や組織、働き方を超えて、シームレスに越境ビジネスと最適な人材がマッチし、ワークする、そんな世界観をXborder Worksから価値提供したいと考えております。
コロナ後の働き方の変化により、独立志向そして空いている時間を使ってスキルアップや社会貢献をしたい人たちが増えてきました。おかげさまで、世界中からの登録ユーザーと活用事例は順調に伸びてきています!
私自身の人生を通した越境原体験は以前の記事でご紹介しております。ご興味あればどうぞお読みください。
2024年最後の越境活動「台北&ホーチミン」
2024年最後の越境活動として、年末に台湾 (台北)とベトナム (ホーチミン)を訪れました。海外出張ですか?と聞かれますが、仕事目的で現地企業や人たちと会ったりしますが、自分はもうただの海外出張でも、ただの旅行でも感覚はありません。当たり前のように現地に行き、ローカルのように生活し気づきを得ることがまず価値があると思います。現地の人と同じような交通手段 (台湾ではMRT / ベトナムではバイク)乗ったり、観光客がいかないローカル屋台飯にいき、ベトアムでは言語が全く通じ合えないショップオーナーとなんとかコミュニケーションするのが自分にとっての越境体験でした。なぜなら、ローカルのリアルを知るのが越境ビジネスの第一歩だと思います。
現地のことは現地で感じるのも越境の醍醐味
台湾で感じたのは圧倒的親日の文化とスタートアップの積極的な海外展開活動、ベトナムで感じたのは圧倒的若い、エネルギッシュなビジネス環境です。各国で経済格差がありつつも、インターネットとソフトウェアのおかげで、多くの人たちはパソコンひとつでカフェで仕事できているのが共通点です。
★現地で感じた台湾人材市場の特徴
基本的に中華系の文化ですが、歴史的な名残もあり、一部の文化/慣習が日本に近いこともあります、旅行レベルで日本に行ったことがある人が多い、街中に日本ブランドがある。海外にアンテナを張っている人は中国語以外に英語、日本語など多言語人材が多い。感謝や敬語を使うなど、丁寧な人が多い印象。現地最大のキャリアコーチング企業のファウンダーに話を聞くと、優秀なエンジニアは日本に限らず欧米など世界中の企業から良い条件でハンティングされているようです。台湾自体が市場が小さいのと現地企業は出せる報酬条件や有望な企業が限られているため、越境 (移住するまたは現地からリモート) して働きたい人が多いという。
★現地で感じたベトナム人材市場の特徴
ホーチミンはほぼほぼ若い人しか見かけなかった。著しい経済成長を人々の明るい表情からも読み取れました。飲食店は朝6時から深夜まで空くなど一般的に勤勉で、一生懸命働くことに抵抗はなさそうです。一般的に英語は日本と同じレベル (日本よりも)で全然通じないが、カフェで働く若い人 (もしかしたらアルバイトの大学生) は英語を結構上手に話せていました、若者の国際教育に力を入れているのではないでしょうか。ASEANの中で日本語話者が一番多いようで、本屋で日本語学習の教材がたくさん置いていました。近年、国を挙げてIT人材を育てている、オフショア開発の拠点として特に有名 (Xborder Worksもベトナムチームに助けてもらっています!)、賃金はまだまだコスト競争力がある。街中を爆走するバイクと同じように、チャレンジ精神とバイタリティに溢れているでしょう。
日本からの海外展開でXborder Worksのお問い合わせ人気エリアは北米 (アメリカ)、東南アジア、中華圏が多いですが、日本発を大事にしつつ、アジアを中心にクロスボーダー人材が活躍できるプラットフォームにしたいと考えております。
2025年は東京を拠点にしつつも、アジア諸国として日本の地方都市に足を運ぶ回数と現地で過ごす時間を増やしたいと考えております。
2025年のやりたいこと
越境体験コンテンツを多様なパートナーと立ち上げる
独自のクロスボーダー開発・運営チームを作る
サービス / プロダクトとして企業 / タレントに越境の価値を届ける
越境家として越境日記を続けること (月1目標)
ハートマラソンとフルマラソンにトライすること (個人)
最後になりましたが、
今年お世話になった方々、どうぞありがとうございました。まだお世話になっていない方も、来年何かでどうぞよろしくお願いいたします。
皆様にとって2025年がご多幸な一年になるようにお祈りしております。
引き続きどうぞよろしくお願い申し上げます。
越境をおもしろく、可能性をあたらしく。
Cross the Borders, Update the Future.
From 周 如意 (Ruyi Zhou), Founder & CEO at WeGlobal Inc.