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シリーズ「ネットで調べてみた」 : ならずもの国家

北朝鮮のWikipediaを読んでいたらこんな一文が記されていた

他国からはならずもの国家と見做されており

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

ならずもの国家とはなんなのか

世界平和に対する脅威を画策する国家(あるいは体制)」という意味合いでしばしば用いられる

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)

「どうにもならず」に手に負えないの意味が付き、「ならず」に「もの」をつけた。現代日本で「ならずもの」は「反社会勢力」の意味で用いられることがほとんどだ。

ならずもの国家を直訳すると Rogue Nation。
Mission Impossible : Rogue Nation はそうゆう意味だったのか、この副題は劇中登場する「シンジケート」と呼ばれる組織のことをを指している。

初めて「ならずもの」という概念を用いたのはビル・クリントン政権。ということで英語で調べてみる。正しくは Rogue State。

Rogue
behaving in ways that are not expected or not normal, often in a way that causesdamage
State
a country or itsgovernment
Rogue State
a nation that is considered very dangerous to other nations

Cambridge Dictionary

「ならずもの」は社会の一員としての義務や役割を果たさない厄介者のことで、"Rogue" は危害を加える行動を起こすことを指すので、若干意味が違うと思慮する。

解説している動画を見つけた

動画ではその定義と成り立ちを説明し、加えて、この呼称を用いることにより発生する懸念、課題にも触れている。
2000年に一度、外交政策上の懸念により、米国国務省がこの用語を用いることを禁止したが、ブッシュ大統領による悪の枢軸(スピーチ)にてイラン、イラク、北朝鮮を批判したことでこの概念が再び用いられるようになった。

総じて

ならずもの国家 / Rogue State
主に米国で用いられる概念
1990年代にクリントン政権が、米国に敵対する国家
北朝鮮、イラン、イラク、キューバ、リビアに対してつけたラベル
つまり、テロ支援国家で、国際規範を軽蔑し、自国民に対し抑圧的な国家

DALLEにならずもの国家の概念を用いて画像生成させた。

なるほど、わかりやすい。

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