大事にするってことは、時には我慢するってこと

どうもTEARのるいです。
初めてnoteというものを書いてみます。
始めた理由は単純でみんなに伝えたいことが沢山あってそれは140字では全然収まりきらないからです。


先に断っておくとスーパー長文になると思います。読む時は時間に余裕がある時に読むのが良いと思います。そして後の事を考えずに書き進めますので若干の矛盾や支離滅裂な言動があるかも知れないです。ご了承の程よろしくお願いします。


さて、それでは話していこうと思います。
まず初めに新体制についての経緯を。
これを読んでるあなたはもう知ってるかも知れませんが、TEARは今までずっと続けてきた
"トリプルボーカル"を辞めました。これからはGtのりゅーき1人にボーカルを絞っていき、僕は一度メインボーカルから離れます。ここまではSNS上・10/1のワンマンの時に伝えてます。

ではなんでそういう結論に至ったのか。
ざっくりと言えば僕らが受けていたオーディションである"BRAND-NEW BAND STORY"を通して
出会った色んな方々の意見を聞き、答えを出しました。TEARというバンドの良い所・悪い所を沢山教えてもらいました。普段では中々聞くことが出来ないような立場の人達の貴重な意見でした。


その中でやはり"トリプルボーカル"が強みじゃなくてむしろ弱みになっているのではないかと、思うようになりました。
全員ボーカルを取れることは凄いことではあるけど同時に非常に難しいことであるということ。
誰がメインの時は誰かがコーラス、違う誰かがメインの時はまた違う誰かがコーラスをする。要求されるものがメインが1人のバンドより比べられない位多いこと。これにプラスで楽器の演奏が入るからもう頭がこんがらがる時もあります。


そもそもなんで"トリプルボーカル"を選んだというと凄く単純な理由で僕がFOUR GET ME A NOTSというバンドに憧れたからです。男女混声のメロディックパンクが大好きでその中でも特にFOUR GET ME A NOTSのスタイルがカッコいいと思い"俺もやりたい!"と思って始めました。


しかし現実は上手くいかず技術的な面でも綺麗にまとめる事が中々骨の折れる事でした。
勿論今でも"トリプルボーカル"のTEARは大好きです。

でも心の何処かに限界を感じている面もありました。曲作りも考えることが多く俺と2人では歌いやすいキーが全然違うから、そこをどう擦り合わせるか。誰かは歌いやすくて誰かは無理をする。そんな所もありました。


そしてボーカルを1人に絞るのにどうしてりゅーきなのか。これも色んな人達の意見を聞いて出した答えです。率直に言えばりゅーきは本当に馬鹿です。全然悪い意味ではいってません!本当に真っ直ぐな馬鹿で僕には恥ずかしくて絶対に言えないようなセリフや言葉を何の迷いもなく言います。
だからこそ胸に深く刺さるような事が言えるんです。バンドマンとして華があってりゅーきのそういうところを尊敬しています。僕は自分を素直ではあるけど少し捻くれていると思っているので
りゅーきがたまに羨ましく思います。

そんなりゅーきの人間性と歌に賭けたいと思いました。りゅーきは歌が凄く好きで僕よりもずっとずっと上手いと思ってます。歌心がちゃんとあって芯のある強い歌声。自分の歌よりももっと多くの人に深く刺さると、そう感じました。
だからこそりゅーきにボーカルを任せることにしました。


りゅーきに任せること・僕がボーカルから離れることを決めるのは思ってたよりも呆気なく結論が出せました。でもそれから暫く生きた心地が全くしなかった。


僕にとってボーカルは自分の存在証明でした。
ずっと下手くそで周りからも散々言われてきたけど、でもなんかやめられなくてもっと上手くなりたいって思ってずっと続けてきた。毎日欠かさず練習をして歌ってボイトレにもかれこれ5年近く通ってて、最近やっと少しだけ理想に近づけて歌が届くようになった気がします。そんな最中ボーカルをやめるという選択。簡単には受け入れられなかったです。バンドをする上で1番やりたいこと・1番熱意を持てることを取り上げられてしまい僕の心は腐る一方でした。

何をしても楽しくない。生きることに意味が持てない。バンドをやりたくない。このまま辞めてしまいたい。そこまで落ち込んだ時もありました。


そんな時に僕の心を救ってくれたのは高田馬場CLUB PHASEと店長の新井さんでした。

新井さん達は僕がボーカルを辞めることを報告した時に本気で怒って悔しがって泣いてくれました。普通にびっくりしました。自分の為にこんなにも感情を剥き出してくれる人がいること・自分の為に涙を流してくれたこと。どっちも初めての事でした。その時に強く思いました。
いつまで自分は腐ってるんだ。僕のことをこんなにも想ってくれる人がいるのになんでまだ下を向いて泣いているんだ。こんなところで足踏みしてる場合じゃない。もっと前を見て進まなきゃ。
それからやっと前を見る事が出来る様になりました。やっとメンバー2人と同じ方向を向く事が出来ました。遅くなってごめんね。でももう大丈夫だから。

それからみんなで話し合い現体制ラストライブでワンマンをすることにしました。僕が歌わなくなる事で出来なくなる曲を余す事なく全部やる為に。場所は絶対にPHASEがいい。新井さん達に最後を見届けてほしい。僕の我儘を2人とPHASEに聞いてもらいなんとかスケジュールを調整してワンマンを開催できました。そしてワンマンが無事終わり新体制へと切り替えました。


新体制に向けて準備していく中で色々と感じる事がありました。ボーカルを絞ったおかげでバンドがすごく分かりやすくなったり、曲作りがやりやすくなったり、コーラスが意外と楽しいということ。メンバー3人がそれぞれ得意な部分をもっと前に出せるようになり、バンドとして凄く纏まりが良くなったように思えました。

新体制初のライブも正直楽しめるのか不安だっけど結果ビックリするくらい楽しかった。これから先の未来は明るくてまだまだカッコよくなれると確信しました。TEARってカッケェ。


それと勘違いして欲しくない事が1つあって
僕はボーカルとして歌を歌うことを諦めません!TEARの曲を誰よりも歌いたいのは僕です。
いつになるのかはわからないけどその時が来たら
"おかえり!"って笑顔で迎えてください◎
その日まで今と変わらず、今まで以上に歌を練習するつもりです!


以上が新体制についてです。
上手くまとめられた気がしない。すみません。

あとはオーディションについて

"BRAND-NEW BAND STORY"
の結果が昨日発表されました。僕達はグランプリを取れませんでした。応援してくれたみんなには良い報告が出来なくて本当にごめんなさい。僕達の実力不足です。

 意外なことに結果が発表された時の気持ちとしては不思議と悔しいって感情があんまりありませんでした。2人はめちゃくちゃ悔しがってたけど僕はスッと飲み込むことができて"そっかダメだったか"くらいの気持ちです。少し時間が経った今も変わりません。本当は悔しがった方が絶対良いんだろうなぁ。


なんというか悔しくて下を向くよりも早く前に前に進みたい気持ちの方が強くて、早く次のライブがしたい・曲を作りたい・練習したいと思いました。止まっている場合じゃない、やる事が沢山あるからそっちに時間を使いたいという気持ちばかりでした。


オーディションで"グランプリ"という1番を取ることは叶わなかったけど、僕らが唯一1番を取り続けた事が1つあります。
それは"愛されてること"です。
具体的に言えば一般審査、所謂自分らが何かするのではなくお客さんがアクションすることで評価される部門において2回中2回とも総合1番でした。
これは本当に嬉しいことだと思ってます。沢山の人が応援してくれてTEARを愛してくれていること。それが目に見える形で伝わってきたから尚更でした。期限まで沢山見てくれたりSNSで宣伝したり自作のビラ(すごい)を配ってくれたりお店に貼って宣伝してくれたり。久しぶりに連絡した同級生や元バンドマン達も意外と応援してくれてたり。TEARってこんなに愛されていたんだね。全然気が付けなかった。



"今日も今日とて 愛を伝えにきました"

昔から特撮が大好きで自分にも決め台詞が欲しいと思って考えたものがこんなにも愛おしいなんて。

これからもバンドを続けていく中でずっと大事にしたい"愛を伝える"こと。
真っ直ぐに伝えていきます。あなたがもしTEARを好きだと言ってくれるならTEARはあなたのことが大好きだと伝えます。
愛は足し算じゃなくて掛け算がいい◎

ここまで読んでくれてありがとうございます。
これからも横浜TEARをよろしくお願いします!!






この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?