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Achiko

渋谷駅。

日本の駅でもトップクラスにハブとなるその駅は海外観光客の方が非常に多い。

そんな折、

昨日新南口当たりで明らかに迷っている観光客2人組を発見。

渋谷ではよくある光景だ。

放浪癖のある僕は海外に行ったら(特に初めて行く国)「困る」ということも経験したい想いがある。

齢30歳、日本で普通に生きていたら、仕事以外で日常「困る」は中々味わえないので、そこも旅の醍醐味としているからだ。

そんな想いも持ち合わせている故、ちょいと様子見。

隣の備え付けマップを見ているフリして会話を聴いていた。

程なくして助けが必要な確信を得てから

「めーあいへるぷゆー?」

お得意の日本語英語を炸裂させた。

すると

「Ah…Where is Achiko?」

「へ?」

「Achiko」

「…あ、あしこ?」

言っても僕は渋谷区民歴約1ヶ月。

今まで学生でガヤガヤしてそうという理由だけで、若干避け気味になっていたので土地勘も分からない。

僕が知らないだけで"Achiko"という渋谷の観光名所があるのかと思い、

ガイドブックを見せてもらうとそこには"Hachiko"と記載。



あ、どこの国かは存じ上げませんがHを発音されないお国の方だったのか。

ハチ公ね、はいはい。

とはいえ、渋谷初心者の僕は新南口改札からハチ公までの行きわかるはずもなく一緒について行くことに。

こういうこともあろうかと時間に余裕のある時は、1時間前行動を心掛けている。

その風体が伝わるのかなんなのか、本当によく道を聞かれる。

見た目マイルドヤンキーなのにそういうオーラが出てるのかしら。
 
まあらそんなことはどうでもいい。

困っている人がいたら助ける。

そんなこと人として当たり前だ。

何もアンテナに引っかからなければ平和でなにより。

我が日本にお越し頂きありがとうございます。

よし、今日もいい日だ。

はぶあぐっでい。

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