ベラドンナの恋人【ちゃおプラス読み切り】
ベラドンナの恋人-ちゃおプラスに掲載!
こんにちは、るぅ1mmです。
載りました!118pの長編読み切りです🌷作画期間一ヶ月で描きました。なんてこった。
ちゃおプラスの「超バズよみきり特集」にて10/20に掲載していただきました~!
皆さんのよみきりも素敵なのでぜひ読んでいただきたいです!
すごい攻めた作品ばかりで楽しい……。ちゃお……!!
以下ネタバレです
キャラクター設定
アンナ
14~17歳/女性?(→X)/身長はベラより少し高い
画家として認められるために男性の服を着ている。家族からも反対され世間からも認められず悔しい思いをしているが、野心家で自分の好きなものに対してひたむき。
自分を強く信じているが、社会から認められたことがないので他人との関係には臆病である。
良いと思ったものは何でも口説く(本人は意識してない)。
ベラ
14~17歳/女性/魔女
体にかけられた呪いのせいで窮屈な暮らしをしているように見えるがうさぎを素手で捕まえるくらいたくましいし、ガッツで生きてる。
体の毒を草花を使って研究しており、薬として売って生活をしている。魔術よりも科学派。
好奇心が強め。
知恵と根性。
アルベルト
16~18歳/男性?/末の末くらいの王子
芸術オタク。収集癖。芸術のことしか考えてない(芸術のことしか考えないで生きてこれたことには感謝している)。
芸術と深くつながりたい。芸術作品以外のことはほとんど使用人に任せており、こだわりがない。
世界観
魔法・呪い(まじない)
日本の呪い(のろい)に近く、仏様や神様、自然の力を借りているイメージ。
魔女は占いなどをして生計を立てていることが多い。みんなが魔法を使っているわけではなく、職業のひとつのような立ち位置。
みんな魔法のことをあんまりよくわかってないのでなんとなく怖いイメージを持たれている。
ベラの家系は自然の力に強く結びついている。
時代
ざっくり西洋の17世紀あたりをイメージ。ロココ。
まだ電気はなくてランプなどを使っている。
魔法はあるけど、薬とか占いとかそういう扱われ方なので生活の基準になるほど普及はしていない。
ベラドンナの恋人
もともとは「ベラドンナの肖像」というタイトルで考えられていた作品でした。なので、絵が物語に深くかかわっています。
大学入りたての頃に毒花の本を読んで、ベラのようなキャラクターを描きたいな……と思いつきました。ベラのキャラデザは当時からまんまです。
たぶん6年越しくらいに完成した作品ですね。描けて嬉しいです。
「ベラドンナ」実際にある毒草です。「ベラ」はイタリア語で「美しい女性」。瞳を大きくさせるためにこの毒草を使っていたらしいです。
ベラドンナの実がコケモモに似ているらしく、パイにして食べちゃった!という話が実際あるとかないとか。
身近にある草花がいつの間にか命を奪うという、毒草と人間の距離感や関係性みたいなものがかなり好きです。
夢を見るという描写がかなり好きなので今回もあるよ!
夢についてはユングの夢分析とかを卒制の時に齧りました。今回モチーフとかはほとんど意識せずにベラの心を写し出す鏡として描きましたが、美しい情景から最も悲しい場面に移り変わる部分を描くのが楽しかったです。
あとがき
物語を考える時間(考えてない時間も含めて)6年、作画期間は1ヵ月という、自分にとっては急展開おもしろ漫画でした。
ちゃおに百合を!という信念で描きとおしました。大人になったちゃおっ娘のみなさんにも、私がちゃおに出会った頃の年齢のみなさんにも届いたらいいな。
それ以上にかわいいところがいっぱいある物語なのでたくさん読んでいただけたらうれしいです!
2024.10.20 るぅ1mm