私の恋の話〜大失恋編①〜

私は約1年前、大失恋をした。そこから現在までしばらく恋愛はお休みしている(お休みとはいえ、そもそも出会いがないのだが)。

失恋後の1年間、とっても苦しくて、やっと立ち直ってもまた思い出して、あのとき彼はどんな気持ちだったんだろうと考えて、答えが出ないということを繰り返してきた。その間、いろんな人が失恋について語っているコラムとか、YouTubeを見て、その人たちが成長していたり、次の恋に進んでいる姿を見て、辛い気持ちを味わっているのは私だけじゃないと勇気をもらえたから。だから、私もいつか次の恋愛に進めるときがくるまで、今までの恋愛の振り返りと、自分の価値観の変遷を残しておきたいと思う。まずは直近の失恋から。

失恋は誰しも1回は経験するもの。そして経験しておいたほうがいいものだと、多くの人が言う。でも、失恋をしたくてする人はこの世にはいないはずだ。

かくいう私も、大きな失恋をして1年が経ち、周囲にはもうネタにしているが、心の中では完全に立ち直っていない自分に気づいている。いろんなことを考えた1年であったが、けっして、いい経験だとはまだ思えないし、できれば経験したくないとも思う。

”失恋は時間が解決するもの”

たしかに、時間が経てばどれほど自分の中で苦しいことであったか、苦しかったことは覚えていてもあのときの強烈な感覚は薄れていくだろう。でも苦しかった想いは消えないし、時間が解決というのは、その感情を受け止められるようになる、というだけ。そしてそれは結果論だ。

「だから時間が解決する」と安易な言葉で励ますことはしたくない。


1年前、お別れをした人。大好きだった。何が好きだったのか、いまだにわからない。今まであったことないぐらいいい加減な人で、何を考えているのか全くわからなかった(実際は私が思うほど何も考えていなかったかもしれない)。

自由で、不思議で、きっと頭が良くて、自分にはないセンスのようなもの(多少美化されているとは思うが)に惹かれたとは思う。

その人との出会いは、突然だった。

出会う1ヶ月前まで、約3年付き合った大好きだった誠実な彼がいた。東京に出て、夜遊びの刺激を覚えた私には、彼の誠実でまっすぐな気持ちが重たく感じ、その彼とお別れをした。結婚をしたいと思っていた大好きな彼、好きは好きで失いたくない存在なのに、恋愛感情が薄れている自分。そんな自分の矛盾した感情にとても苦しんで決断したことを覚えている。

そのお別れから3週間後、なんとも言えない気持ちでもう恋愛も夜遊びもしばらくいいやとなっていたときのこと。クラブに行ってみたいというしつこい知り合いをクラブに連れて行くことに。でも乗り気じゃなかった私は行っても楽しむ気になれず。適当に踊れる男もいないなぁ〜と、とりあえず1人で踊ることに。横にいた男も1人で踊っている珍しいタイプだった。

顔はよく見えなかったが、身長は低め。でも腕を触ると私好みの筋肉質だったので、まぁワンナイトもないだろうけど、とりあえず今日始発まで時間潰すのはこいつでいいっか。と踊り始めたのが、大失恋の彼とのきっかけ。

その彼と付き合うまでの話は次に書きたいと思う。

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