【エリザベス女王杯2024】プロが独自の視点で夢想します。
戦乱が絶えないこの王国では、次の女王を決める報せが民衆の間に響き渡った。
「え?次の女王はレガレイラ様!?」
「そうよ……男たちの戦場で活躍し、何人もの敵を葬った怪力無双のレガレイラ様よ!」
「そんなの困る!オイラたちに圧政を敷いて、税金をむさぼり取るに決まってる!」
地面が揺れるような轟音が聞こえ、民たちは震え上がる。
ズガガガガガガガガァーッ!
「レガレイラ様の足音だ!もうすぐそこまで来てるぞ!」
「だ、誰か!助けてくれ!」
ふと、一人が叫ぶ。「見て!レガレイラ様の前にウマ影がある!」
「……あれはサリエラ様だ!名門ディープ家のご令嬢サリエラ様だ!助けに来てくれたんだ!」
さらにもう一つの影が見える。「あれは……スタニングローズ様だ!美しき薔薇のごとく優雅な騎士団長様だ!」
ズガガガガガガガァーッ!
ドガラドガラドガラドガラァーッ!
ドダダダダダダダダダァーッ!
「待って……この野蛮な足音、レガレイラ様だけじゃない!隣に誰かいる!」
群衆がざわつく中、ひとりが恐怖に震えながら声を絞り出した。
「あ、あれは……」
「ライ、ライラック様だぁぁ!!最悪の暴君を父に持つ、暴君娘ライラック様だ!」
民衆は一斉に悲鳴をあげた。
「これで終わりだ……ライラック様が来たら、もうこの国は……!」
すると、前方のサリエラとスタニングローズの護衛騎士2人が、それぞれ剣を抜き構えた。
サリエラ騎士:「民たちを恐れさせるナ!ここは私たちが食い止めル!」
スタニングローズ騎士:「名門の誇りにかけて、あの怪力無双と暴君娘を止めてヤル!」
しかし、目の前に現れたライラックの威圧感は凄まじく、2人の身体が思わずすくむ。
「きゃぁぁぁあああ!」サリエラ騎士が後ろに弾き飛ばされる。
「ぐっ……!」スタニングローズ騎士も足元をすくわれ、膝をつく。
「お前たちの努力など無駄だ!」とライラックが嘲笑を浮かべる。
民衆は茫然とその光景を見つめた。
「もうダメだ……この国は、あの暴君娘が女王になったら俺たちは……!」
絶望が広がる中、一人の民が震える声で叫んだ。
「が、頑張れ……!レガレイラ様……!?」
周囲が一瞬、静まり返る。
「な、何言ってるんだ!」
しかし、次第に声は連鎖し、民たちは次々に叫び出した。
「頑張れ……!レガレイラ様!」
「俺たちの未来を変えるんだ!」
その声に、レガレイラが一瞬動きを止め、振り返った。
「……私に応援の声を?」
その表情には一瞬の動揺が浮かんでいた――
ご拝読ありがとうございました。
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